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肌育注射のダウンタイムはどのくらい?種類や施術方法での違いを紹介

肌育注射のダウンタイムはどのくらい?種類や施術方法での違いを紹介'

肌育注射は、肌が本来備えている再生力や修復力・保水力を育てて、若々しい肌を目指す美容治療です。

侵襲性が低い治療で健康的な肌を取り戻せると期待されていますが、針を使用する施術のため、ダウンタイムや副作用が気になります。

この記事では、肌育注射のダウンタイムについて、製剤の種類や施術方法などでの違いや期間中の過ごし方、長引かせない方法などについて紹介します。

肌育注射はダウンタイムが少ないとされますが、症状について理解を深めて期間中を落ち着いて過ごせるよう参考にしてください。

肌育注射とは

肌育注射とは

肌育注射は、コラーゲンの生成を促進し肌の再生能力を高め、本来の健康な肌の状態を取り戻してハリやツヤを改善するアンチエイジングとして注目を集めています。

肌に針で直接有効成分を注入する治療のため、ダウンタイムや副作用が考えられます。

しかし肌育注射は以下のような理由から、ダウンタイムが少ないうえに、施術による強い痛みも感じづらいとされています。

  • 極細の針を使用
  • 麻酔クリームの使用や製剤に痛み止めが配合されているなどの対策がある
  • もともと体内に存在する成分や自然由来の成分のためアレルギーが起こりにくい

肌育注射のダウンタイム中の症状には軽い赤み・腫れ・むくみ・内出血・かさぶた・色素沈着などがありますが、2〜3日から長くても2週間程度で治まります。

肌育注射は、施術方法によって痛みを軽減できたりダウンタイムに配慮したりすることが可能です。

肌育注射のダウンタイムやその症状について、詳しく紹介します。

肌育注射のダウンタイムの違いを生む原因

肌育注射のダウンタイムの違いを生む原因

肌育注射にはさまざまな特徴をもつ製剤があり、肌悩みに合わせて選べますが、全ての種類や施術方法においてダウンタイムが同じわけではありません。

肌育注射のダウンタイムの違いを生む原因について紹介します。

製剤の種類

肌育注射のダウンタイムは、製剤の種類によって違いがある場合があります。

肌育注射に含まれる成分の一例は以下の通りです。

  • ポリヌクレオチド
  • 架橋・非架橋ヒアルロン酸
  • ポリDL乳酸
  • マンニトール
  • アミノ酸
  • ペプチド

肌育注射はどの製剤もダウンタイムは長くなく、症状も目立って強く現れるものは多くありませんが、成分によってダウンタイム中の症状や長さが変わるものがあります。

例えば、粘性が高い成分の施術で選ばれる施術方法は、ダウンタイムが長引く場合があります。

また、刺激が少ない成分で構成される製剤はダウンタイムが短め、成分の濃度が高い製剤はダウンタイムが長めなど、成分によって特徴はさまざまです。

肌育注射のほとんどの製剤はダウンタイムが目立って長くはないため、違いはあっても数日程度です。

施術方法

肌育注射は、いくつかある施術方法の中から肌悩みや製剤に合わせて適切な方法を選んで行われますが、中にはダウンタイム中の症状に影響がある施術方法があります。

機械打ちにはポテンツァや水光注射など、さらには針のない機械打ちもあります。

針の本数や施術速度、注入できる層の深さなどの違いも、ダウンタイムに影響が現れる原因です。

施術方法そのものにも効果が期待できる方法があるため、施術の際は医師とよく相談しましょう。

部位による注入量

肌育注射を一ヶ所の部位に多めに注入することで、ダウンタイムの長期化を引き起こす場合があります。

肌育注射は気になる部位で効果を出したいとき、その部分に多めに注入するなどのカスタマイズが可能です。

しかし、注入量が多めになった箇所は、製剤による負担が大きくなるため、ダウンタイムが長引いたり、赤みや腫れなどの症状が出たりするなどの場合があります。

ダウンタイムを長引かせないためには、施術前に医師とよく相談し、適切な注入量を考慮する必要があります。

肌質

肌育注射の施術後は、肌質によってダウンタイムが長引く場合があります。

肌育注射は一般的にダウンタイムが少ないといわれている施術ですが、敏感肌や内出血しやすい肌質の人などは、施術後の赤みや腫れ・内出血などが長引く可能性があります。

しかし、数日の前後はあっても、ほとんどが一時的な反応であることが多いため、回復を早められるよう適切な過ごし方を実践しましょう。

個人差

これまで紹介してきた肌育注射のダウンタイムの違いは、個人差でも生じることがあります。

上記で紹介してきた原因の他に、患者さんのその日の体調・施術後のケアの方法・回復力・腫れやすい体質・加齢なども個人差です。

即効で実感する効果の他に、徐々に現れる効果もあり、全ての人が同じタイミングで効果を実感するわけではないことを前もって理解したうえで施術を受けましょう。

ダウンタイム中の過ごし方

ダウンタイム中の過ごし方によっては症状が強く出たり長引いたりする可能性があります。

施術後の肌は敏感です。注入部位に刺激を与えることで赤みや腫れが強くなったり、入浴や運動などにより血行がよくなったりするため、ダウンタイムが長引く可能性があります。

数日で治まると思っていた症状が長く続くことで、施術が失敗だったと感じるかもしれませんが、保冷や保湿をきちんと行えば、ほとんどは一時的な反応です。

肌育注射の施術後は、適切なアフターケアを行い、ダウンタイムを長引かせないようにしましょう。

肌育注射の製剤の種類

肌育注射の製剤の種類

肌育注射はダウンタイムが少ないと言われており、長くても1〜2週間程度で治まるものがほとんどですが、含まれる成分によって違いが生じる場合があります。

症状がある場合は赤みや腫れ・痛みが多く、凸凹や内出血や疼痛・少量の出血などがみられる製剤もありますが、目立つような強い症状はないことが多いです。

ここでは、肌育注射の種類と配合される成分について、一例を紹介します。

種類 成分
リジュラン ポリヌクレオチド
ジュベルック ポリDL乳酸
非架橋ヒアルロン酸
プルリアル シルク 純粋なポリヌクレオチド
プルリアル デンシファイ ポリヌクレオチド
非架橋ヒアルロン酸
マンニトール
プロファイロ 非架橋ヒアルロン酸
スネコス パフォルマ 非架橋ヒアルロン酸
6種類のアミノ酸
ネオファウンド 非架橋ヒアルロン酸
3種類のアミノ酸
アセチルシステイン
レスベラトロール
ナイアシンアミド

例えば、ポリヌクレオチドは濃度が高いと腫れが長引く可能性があります。

プルリアルデンシファイは刺激が比較的少ない成分で構成されているため、ダウンタイムが他の製剤より短めです。

架橋ヒアルロン酸に見られるような粘性が高い製剤は、機械打ちよりダウンタイムが短い手打ちを推奨する場合があります。

リジュランはサーモン由来のポリヌクレオチドを成分としているため、ダウンタイムが長引く場合は魚由来成分に対するアレルギーが原因の場合があります。

このように製剤によってダウンタイムに違いがあるのは、成分の性質にもよるためです。

肌育注射の施術方法の種類によるダウンタイム

肌育注射の施術方法の種類によるダウンタイム

肌育注射は、施術方法(注入方法)によってダウンタイムに違いが現れる場合があります。

施術方法の種類の一例と平均的なダウンタイムは以下の通りです(個人差・製剤による差があります)。

施術方法 ダウンタイム 症状
手打ち 1本 1〜3日程度 赤み・腫れ・むくみ・内出血
ポテンツァ 1〜49本 数日〜5日程度 赤み・腫れ・熱感・乾燥・かさぶた・肌荒れ(一時的)・チクチクした痛みなど
水光注射 9本 1〜3日程度 赤み・腫れ・ほてり・熱感など
メソガン水光注射 1本 数時間〜3日程度 (MPガン)赤み・熱感・ヒリヒリ感
ターゲットクール 針なし 基本的になし 赤み・冷感・感覚麻痺

施術方法は目的や部位・選ぶ製剤と並んでダウンタイムに影響を及ぼす理由です。

施術方法の種類によるダウンタイムについて紹介します。

医師による手打ち

医師による手打ちは、患者さんの肌状態や目的に合わせ、針の深さや注入する量や速度を微調整できるため、ダウンタイムが気になる部分にも優しいアプローチが可能です。

しかし、1針ずつ製剤を入れるため、痛みを感じる回数が多く膨隆疹(凸凹)が引くには少し時間がかかります。

また、医師の手間と技術が必要であるため、機械打ちより費用が高めです。

粘性の高い製剤も導入でき、部分的な悩みにピンポイントで注入する場合に効果的です。

機械打ち(ポテンツァ・水光注射・MPガン)

水光注射・ポテンツァ・MPガンなどの機械打ちは、手打ちと比べると施術時間が短く痛みが少ない傾向があります。

水光注射は9本、ポテンツァは最大49本、MPガン(1秒間に7ショット)は1本の針で、広範囲に均一な注入が可能です。

また、肌育注射の機械打ちによって皮膚表面を傷つけると、創傷治癒反応で肌再生を促進します。

ダウンタイムは短い傾向がありますが、微調整できる手打ちの方が短く抑えられる場合もあります。

ターゲットクール

ターゲットクール針ではなく、製剤を瞬間冷却で氷の微粒子へと変化させて噴射し、皮膚表面を傷つけずに有効成分を真皮層まで届けられるという特徴があります。

ダウンタイムも施術中の痛みもほぼないとされ、施術直後から変化を感じる方もいるとされています。

導入できる製剤の種類や取り扱いの有無がクリニックによって限られますが、注目を集めている優しい美肌治療です。

肌育注射のダウンタイムを長引かせない過ごし方

肌育注射のダウンタイムを長引かせない過ごし方

肌育注射の施術後の過ごし方に気をつければ、ダウンタイムを長引かせず過ごせる可能性があります。

また、ダウンタイムを正しく過ごすことは施術の効果を引き出すことにつながります。

ここでは、肌育注射のダウンタイムを長引かせずに過ごすポイントを紹介します。

血行が良くなる行為は避ける

肌育注射は赤みや腫れ・内出血の症状が出ることがある施術です。

長時間の入浴や熱いお湯・サウナ、または激しい運動・飲酒など、血行が良くなることで症状を引き起こす可能性があります。

少なくとも施術後1週間は血行が促進するようなことは避け、身体の負担を減らしながら施術後の回復に専念しましょう。

紫外線対策や保湿を行う

肌育注射後の肌はバリア機能が弱って敏感な状態のため、刺激的なダメージを与えないことが大切です。

紫外線は健康な肌にとっても大きな外的刺激であり、バリア機能が低下した肌は水分が蒸発しやすくなっています。

肌育注射の施術後は日焼け止めクリームや外出時の帽子などで紫外線対策を行い、普段以上に保湿することを心がけましょう。

施術箇所を冷やす

肌育注射のダウンタイムで赤みや腫れがみられたら、保冷剤をタオルやハンカチなどに包んで患部をしっかり冷やしましょう。

症状が出ない場合でも施術後の数日間は冷やすようにすると、内出血を防ぐことが期待できます。

冷やす際、患部を必要以上に擦ったり触ったりしないよう気をつけましょう。

施術箇所は触らない

肌育注射の施術部位はデリケートな状態になっているため、気になっても触らないようにしましょう。

施術部位は目に見えない小さな穴が開いているため、施術部位を触ると細菌が入り込んで炎症や感染症のリスクが高まります。

また、強く押さえると注入した製剤が動いたり、摩擦は赤みを起こして色素沈着につながる場合もあります。

傷が修復する過程で痒みが生じる場合がありますがなるべく触らず、どうしても気になる場合は冷やしましょう。

スキンケアやメイクなどの際は手を洗ってから行い、優しく触れるようにしましょう。

肌育注射を受けられない人

肌育注射を受けられない人

肌育注射は、以下のような人は施術を受けられません。

  • 妊娠中・授乳中の人
  • 使用する製剤でアレルギーを起こしたことがある人
  • 自己免疫疾患のある人
  • 魚アレルギー・魚卵アレルギーの人
  • ヘルペスなどの感染症がある人
  • アスピリン・抗凝固薬を服用中の人
  • 皮膚がんの治療中・既往歴がある人

これら禁忌は一般的なもので、例えばポテンツァには心臓疾患の人や糖尿病の合併など、製剤によって違いがあるため、施術前によく確認し、必要であれば申告しましょう。

また、ジュベルック・リジュランによるしこりや、ターゲットクールの白斑症など、肌育注射には稀に起こる副作用の報告があります。

体質や体調などによって確率の低い症状が現れる場合があります。

自身の体質について必要であれば全て伝えて、施術の際は体調をしっかり整えて、良いコンディションで施術を受けましょう。

まとめ

肌育注射は美容施術の中ではダウンタイムが少ないですが、さまざまな原因で長引くこともあれば、短く済む場合もあります。

施術後は肌の回復を優先し、なるべくダウンタイム中の症状に影響がないよう、適切に過ごしましょう。

天王寺・阿倍野区のガーベラ美容クリニックでは、ターゲットクールの施術を取り扱っております。

肌育注射でターゲットクールでの施術をご希望の場合はご相談ください。お客様にとって適切な製剤と施術方法を提案させていただきます。

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