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2025.10.29
美容コラム
脂肪溶解注射の効果とは?メリットやデメリット、実感する時期も紹介

「何度トライしても成功しない」「痩せてもリバウンドしてしまう」
やれば成功するというものでもなく、成功しても維持できない場合もある『ダイエット』。
そんなダイエットを注射で成功に導く『脂肪溶解注射』が頭をよぎる人は多いでしょう。
この記事では、脂肪溶解注射とはどのような施術なのか、メリット・デメリット、効果をいつ実感するのか、脂肪溶解注射で失敗しないためにできることなどを紹介します。
どう頑張っても体重が動かない年齢の人や、「注射はちょっと不安」と思っている人など、ぜひ参考にしてください。
脂肪溶解注射とは

まずは、脂肪溶解注射がどのように痩せる効果を発揮するのかを知りましょう。
脂肪溶解注射について、仕組みや向いている人、効果が期待できる部位や効果的な併用について紹介します。
脂肪溶解注射のしくみ
脂肪溶解注射は、脂肪細胞を溶かす効果のある薬剤を注射して、溶かして排出しやすいようにする施術です。
人の身体にはあらかじめ決められた数の脂肪細胞が存在しますが、その数は成長に伴って増え、成人以降は数が変わらなくなるといわれています。
この脂肪細胞が肥大化すると脂肪量が増え、肥満になります。
脂肪溶解注射は、脂肪を増やす元となる脂肪細胞を溶かして数を減少させるため、リバウンドしにくいとされるダイエットが可能です。
脂肪溶解注射に向いている人
脂肪溶解注射は、ダイエットにトライしたけれど苦い経験をしたり、体形に悩みがあったりする、以下のような人に向いています。
- ダイエットに何度もトライしているが、成功しない
- 手軽に無理なく痩せたい
- 短期間でリバウンドなく痩せたい
- 部分的に痩せたいところがある
- セルライトがある部位が気になる
- 痩せても二重顎が改善しない
- 痩せているのに顔だけ丸い・輪郭がぼやけている
- ダウンタイムなく部分痩せしたい
脂肪溶解注射は以上のような人にとって選択肢の一つになるでしょう。
効果が期待できる部位
脂肪溶解注射は、痩せたいと思うことの多いさまざまな部位に使用できますが、効果の現れ方は部位によって異なります。
部位ごとの効果や特徴は以下のとおりです。
- 顔(頬・あご)
- 主に頬やあご周りの改善が目的
- フェイスラインをスッキリさせると小顔効果が得られる
- 二重あごや頬のたるみに有効
- 身体に比べて注入量が少ないため、効果を実感しやすい
- 二の腕
- 日常の運動では落としにくい部位を引き締められる
- 二の腕は夏や暖かい時期に人目に付く部位
- ダウンタイムが短いため生活に影響を与えにくい
- 太もも・お腹
- 脂肪量が多い部位の場合は効果が限定的になる場合がある
- 複数回の施術が必要
- 身体の脂肪は顔と比べて深部にあるため、効果発現に時間がかかる
- 脂肪吸引や他の施術との併用が検討される場合がある
脂肪溶解注射は、日常生活であまり使われない、鍛えることが難しい部位も施術の対象にできます。
併用も効果的
脂肪溶解注射の効果をうまく引き出し、たるみのリスクを軽減するためには、他の施術との併用も効果的です。
脂肪溶解注射で脂肪が減ると皮膚が余ってたるんでしまうことがありますが、それを解決できる施術を組み合わせることで、自然な仕上がりを目指せます。
以下の施術は、脂肪溶解注射と相性がよいとされています。
- ハイフ
- 脂肪冷却
- ヒアルロン酸
- 糸リフト
ハイフは肌の深層に働きかけ、コラーゲンの生成を促進して引き締め効果を発揮します。
脂肪冷却は運動などで落としにくい部位の脂肪に効果的で、脂肪溶解注射と組み合わせて使用することで全体的にバランスよく効率的に脂肪を減らす効果が期待できます。
ヒアルロン酸は肌にハリや弾力を与えてボリュームを補う施術で、脂肪溶解注射の施術で脂肪が減った部位へ注入するのがおすすめです。
糸リフトは、特殊な糸で皮膚を引き上げる施術のため、脂肪溶解後のたるみを引き上げてフェイスラインやボディラインを整えるのに役立ちます。
他の美容施術と組み合わせることで、より理想に近い仕上がりが期待できます。
脂肪溶解注射の具体的な効果やメリット

脂肪溶解注射の具体的な効果やメリットを紹介します。
リバウンドしにくい
脂肪溶解注射で痩せた場合、リバウンドしにくいことが多くの注目を集める理由でしょう。
通常のダイエットの場合に悩ましいのは、過度な食事制限を行って体重が減少した後に、通常の生活に戻したら体重が戻ってしまう『リバウンド』という現象です。
脂肪細胞の数が減ったのではなく小さくなって痩せているため、元通り大きくなればリバウンドして元の太った身体に戻ってしまいます。
脂肪溶解注射は脂肪細胞そのものを分解して排出し、数を減らすため、リバウンドしにくい身体になると考えられています。
セルライトの改善が期待できる
脂肪溶解注射は、セルライトの改善にも効果があると考えられています。
セルライトは、脂肪細胞、不純物・老廃物が混ざって形成されたものです。
脂肪溶解注射はセルライトを形成する脂肪細胞にも働きかけるため、脂肪細胞が減ることでセルライトも軽減できると考えられています。
部分痩せできる
脂肪溶解注射は、通常のダイエットで難しいとされる部分痩せが目指せる治療です。
通常、脂肪は全身から均等に減るため、通常のダイエットで気になる部分だけ痩せることは難しいです。
しかし脂肪溶解注射の場合、気になる部位に直接注入するため、狙った部分のみの脂肪減少効果が期待できます。
施術時間が短い
脂肪溶解注射はメスを使用するような外科手術とは違い、一ヶ所の施術時間は10〜30分程度で済みます。
注射のためダウンタイムも比較的短く、日常生活に大きな影響を及ぼすこともほぼありません。
忙しくて決まった時間が取れない人や、まとまった休暇が取れない人でも時間を気にせず施術を受けられます。
痛みが少ない
脂肪溶解注射は、細い針で注入するため、施術の際は採血程度の痛みがあります。
痛みの感じ方には個人差があるため、苦手な人には表面麻酔を使用する場合もあり、施術自体は痛みが少ないといえるでしょう。
施術後は、施術直後から1週間ほど、筋肉痛のような痛みを感じる場合があります。また、赤み・腫れなども伴うこともあります。
日常生活に支障があるほどの痛みではありませんが、気になる方は事前に医師に相談してみましょう。
脂肪溶解注射のリスクやデメリット

脂肪溶解注射のリスクやデメリットについて紹介します。
即効性はない
脂肪溶解注射には即効性はなく、効果が現れるまでには1〜2週間以上の時間が必要です。
脂肪溶解注射による分解や排出は施術後すぐに行われるのではなく、少しずつ脂肪細胞を分解し、ゆっくりとリンパや血流を通じて体外に排出されるため、変化を実感するまでには時間がかかります。
内臓脂肪に効果は現れない
脂肪溶解注射を打つのは皮下脂肪のみのため、結果も皮下脂肪のみで現れ、内臓脂肪には効果は現れません。
内臓脂肪とは臓器周りに溜まった脂肪で、これらを脂肪溶解注射で除去しようとすると、内臓を傷つける可能性があります。
そのため、内臓脂肪に対しては脂肪溶解注射での施術ができません。
1回で大幅には痩せない
脂肪溶解注射は、1回の施術で大幅に痩せることは難しいため、希望の体重や叶えたい体形がある場合、繰り返し施術を行う必要があります。
脂肪溶解注射は、注入量が多いほど腫れ、排出の際に腎臓に負担がかかり、ダウンタイムにも影響が出るなど、打ちすぎればリスクが高まります。
脂肪溶解注射は少しずつ打って痩せていくのが適切な使用方法のため、徐々にボディラインが整っていきますが、体重は思ったほどには減りません。
副作用がみられる
脂肪溶解注射は注射で行われる施術のため、腫れや内出血・むくみなどの副作用がみられる場合があります。
特に顔に施術した場合、注射部位が腫れるため、数日はむくみが続くでしょう。
内出血は体質や部位、施術の技術によって軽度のものから目立つものまで見られます。
ダウンタイムを長引かせないためにも、医師の指導に従って適切に過ごすことが大切です。
リバウンドの可能性がある
脂肪溶解注射は脂肪細胞の数を減らすため、リバウンドしにくい施術とされていますが、施術の過ごし方によってはリバウンドする可能性はあります。
痩身の効果は長期的でも、脂肪細胞の全てを減らす施術ではないため、残っている脂肪細胞が太れば体形は元に戻るでしょう。
効果を長く維持するためには、食生活の管理や運動習慣が必要です。
失敗すると輪郭のくずれや頬がこける可能性がある
顔への脂肪溶解注射が失敗した場合、輪郭が不自然になったり頬がこけてしまったりする場合があります。
顔の脂肪は身体に比べると薄く、施術や注入量の調整は精密な計画に基づく必要があります。
薬剤使用が過剰になったり偏ったりすることは、バランスが悪い仕上がりになる原因です。
自然な仕上がりを実現するためには、医師の技術力と、術前の念入りな準備が不可欠です。
脂肪溶解注射の効果はいつ実感する?

脂肪溶解注射の効果がいつ頃実感できるのかを紹介します。
施術後約1週間で実感
脂肪溶解注射の効果を実感するタイミングは、使用する薬剤によって違いがありますが、早ければ施術後1週間程度で効果を感じられるケースもあります。
注入量や部位によっても影響はありますが、顔の方が身体よりも効果実感が1〜2週間ほど早い傾向があります。
効果を実感するには、顔の場合は2〜3回、身体の場合は3〜5回程度が必要です。
施術頻度や推奨回数については、それぞれの皮下脂肪の厚さや体質・部位などで変わるため、医師とよく相談することになります。
持続期間は長期的
上述しましたが、脂肪細胞の数自体が減るため、脂肪溶解注射の効果持続は長期的といえます。
分解・排出された脂肪細胞は再生されません。
しかし、脂肪細胞は全て排出されるわけではなく、残った脂肪細胞が食べ過ぎや運動不足などの不摂生で大きくなると、身体の脂肪量は増える可能性があります。
効果を持続するには、生活習慣を改善し、脂肪細胞を大きくしないことが必要です。
脂肪溶解注射で失敗しないためには

脂肪溶解注射で失敗しないためのポイントを紹介します。
術後の食生活の管理や適度な運動を心がける
脂肪溶解注射の施術後は、その効果をアップするために、以下のようなことを心がけましょう。
- むくみ防止:むくんでいると効果を実感できない
- 施術箇所のマッサージ:薬剤を脂肪細胞に行き渡らせるため
- 有酸素運動:脂肪燃焼やリンパの循環をよくする効果がある
むくみを防止するには、塩分の摂り過ぎやアルコールの摂り過ぎなどに注意が必要です。
マッサージと有酸素運動は、医師の指示に従い、施術の翌日から実施します。
顔に注入した場合は、腫れなどを考慮して腫れている間は安静にしましょう。
効果が少しでも上がるように、上記を心がけて過ごしましょう。
カウンセリングは重要
施術前のカウンセリングは、自分の希望に合った施術を選ぶために非常に重要です。
脂肪溶解注射の適応できない部位や、効果が出やすい・または出にくい部位、脂肪の量や施術を希望する部位の適性など、術前に確認しておいた方がいい情報はさまざまあります。
また、デメリットや効果の限界などを理解しておくことも、施術を受けるうえで重要です。
医師としっかり意思疎通を行い、納得したうえで施術を受けましょう。
クリニック選びは大切
脂肪溶解注射によって自然な美しい仕上がりを得るには、技術と経験を持つ医師による施術が必要です。
顔やデリケートな部位の脂肪除去は、特に注入量やバランスに気をつけなければいけません。
また、信頼できる医師の他に、フォローアップが充実しているクリニックであることも重要です。
脂肪溶解注射の施術はクリニック選びも真剣に検討しましょう。
術後の過ごし方に気をつける
ダウンタイムを長引かせないためにも、術後は過ごし方に注意しましょう。
上で紹介した術後の食生活や運動・マッサージの他に、水分補給も重要な術後ケアとして実践が必要です。
分解された脂肪細胞や老廃物の排出には、普段よりこまめな水分補給による代謝の促進が効果的です。
これまで紹介してきた施術後の過ごし方を守り、脂肪の排出を促しましょう。
まとめ
脂肪溶解注射について、詳しく紹介しましたが、いかがでしたか?
- 効果を感じるまで時間がかかる
- 複数回の施術が必要
- 効果を維持するためには施術前から続いている生活習慣の改善が必要
脂肪溶解注射の効果を得るためには以上のような注意点がありますが「痩せる」という結果を前にすると、それほどデメリットに感じないほど、痩せることは大変です。
脂肪溶解注射が気になっている人は、天王寺・阿倍野区のガーベラ美容クリニックにぜひご相談ください。
メスを用いない・切らない脂肪溶解効果で、自身が持つ美しさを引き出しましょう。















