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美容コラム

シミの種類とその原因は?治療法や自分でできる対処法について解説

シミの種類とその原因は?治療法や自分でできる対処法について解説'
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加齢とともに増えてくるシミですが、老人性色素斑やそばかす、肝斑、ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)などさまざまな種類があります。

そして種類によって原因や治療法が異なるため、シミを消すためにはまずはシミの種類を特定することが大切です。

この記事では、シミの種類別の特徴や原因、治療法について解説します。

シミの見分け方やシミができたときの対処法などもまとめているため、ぜひ参考にしてみてください。

シミの種類別│特徴や原因&治療法

シミ

シミには以下のようにさまざまな種類があります。

  • 老人性色素斑(日光黒子)
  • そばかす(雀卵斑)
  • 肝斑
  • ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)
  • くすみ(色素沈着)
  • 扁平母斑
  • 太田母斑
  • 脂漏性角化症

ここでは上記それぞれの特徴や原因、治療法について解説します。

老人性色素斑(日光黒子)

老人性色素斑(日光黒子)はすべてのシミの中でも最も多くみられる種類で、加齢とともにシミが濃くなったり増えていったりします。

主に顔や背中の上部、手の甲、すねなど、紫外線がよく当たる部分に現れやすいです。

原因

老人性色素斑の主な原因は紫外線と老化によるものです。

紫外線が肌に当たるとメラニン色素が生成されますが、通常は肌のターンオーバー(肌の細胞が生まれ変わるサイクル)によって古い肌細胞とともに排出されます。

しかし紫外線に当たっている時間が多かったりターンオーバーが乱れていたりすると、過剰にメラニン色素が生成されてしまい、排出が間に合わず肌に蓄積してしまうのです。

肌に蓄積してしまったメラニン色素は、シミとなって肌に現れます。

また加齢により老人性色素斑が増えるのは、ターンオーバーの周期が加齢に伴って長くなるためです。

正常なターンオーバーは約28日とされていますが、加齢に伴い日数が延び、30~40代には肌が生まれ変わるまでに約45日かかるようになるといわれてます。

ターンオーバーの周期が長くなるほどメラニン色素が排出されにくくなるため、シミができやすくなるのです。

治療法

老人性色素斑の主な治療法として、レーザー治療や光治療が挙げられます。

レーザー治療にもアレキサンドライトレーザー、ルビーレーザー、QスイッチYAGレーザーなど複数の種類があり、シミの大きさや範囲、濃さなどによって適したものが異なります。

レーザーによって効果を実感できるまでの回数も異なるため、治療期間なども踏まえたうえで自分に合った治療法を選びましょう。

そばかす(雀卵斑)

そばかす(雀卵斑)は鼻や頬周りにできるシミの種類で、老人性色素斑とは異なり幼少期から発生する特徴があります。

シミの大きさは3ミリ程度と小さく、顔だけでなく背中や腕、肩などにも発生しやすいです。

原因

そばかすは老人性色素斑とは異なり、遺伝的な要因が大きいシミの種類です。

季節によって色が濃くなったり薄くなったりするのも大きな特徴で、一般的に紫外線が強くなる春から夏にかけて色が濃くなり、秋から冬にかけて徐々に薄くなっていきます。

思春期ごろに色が濃くなり、年齢を重ねるごとに徐々に色が薄くなっていくのも特徴です。

治療法

そばかすの主な治療法には、レーザー治療や光治療が挙げられます。

そばかすはシミの大きさや濃さなど個人差が大きい種類のため、自分に合った治療法を選ぶ必要があるでしょう。

ただしそばかすは紫外線などの影響を受けて再発する場合があります。

肝斑

肝斑は頬上部に左右対称にできるシミの種類で、30代以降の女性に多く見られます。

シミの濃さは比較的薄いものの、広範囲にわたって発生したりシミ一つひとつのサイズが大きい特徴があります。

原因

肝斑の原因は明らかになっていませんが、ホルモンバランス、紫外線や肌への刺激、遺伝的な要因が影響していると考えられています。

特にホルモンバランスの乱れによって現れるケースが多く、妊娠中やピル服用中などは特に現れやすくなります。

ホルモンバランスの乱れが改善されると、シミが薄くなるケースもあります。

また肝斑が現れた後は、紫外線や肌への刺激によって症状が悪化することがあるため注意が必要です。

治療法

肝斑は一般的に内服薬による治療を行うことが多いです。

主にシナール配合錠やトラネキサム酸などが処方されることが多いですが、外用薬やレーザー治療、ピーリングによる治療を行うケースもあります。

レーザー治療を行う場合、レーザーの出力が高いと症状が悪化してしまう可能性があるため、低エネルギー照射が可能なレーザートーニングによる治療を行うクリニックが多いです。

ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)

ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)は、頬に左右対称に現れるシミの種類です。

褐色~青みがかった褐色で数ミリサイズの点のようなシミが特徴で、思春期以降の女性に多く見られます。

原因

ADMの原因は解明されていませんが、紫外線や女性ホルモン、遺伝的な要因が影響していると考えられます。

ほかのシミの種類と同様に、紫外線対策を行ったりホルモンバランスの乱れを整えたりすることによって症状の悪化を防ぐことが可能です。

治療法

ADMの主な治療法として、レーザー治療が挙げられます。

ADMは皮膚の真皮層に色素沈着と色素細胞が見られるため、複数回レーザー治療を行う必要があります。

個人差があるものの、2〜3回程度の照射で完治するケースが多いです。

くすみ(色素沈着)

くすみ(色素沈着)は、虫刺されや日焼け、ニキビ、やけどなどの皮膚がダメージを受けた後に残るシミです。

これらは半年~1年程度で自然と薄くなっていきますが、症状が重い場合は数年単位で長期間残ってしまう場合もあります。

原因

くすみ(色素沈着)の主な原因には以下のようなものが挙げられます。

  • 虫刺され
  • 日焼け
  • ニキビ
  • やけど
  • 切り傷

肌が弱く炎症によるダメージが残りやすい場合、くすみ(色素沈着)が発生しやすいです。

また炎症部分に紫外線が当たることで、シミが濃くなってしまう場合があるため注意しましょう。

治療法

くすみ(色素沈着)の主な治療法としてレーザー治療や光治療、ピーリング治療、外用薬、内服薬などが挙げられます。

一般的にはレーザー治療や光治療が選ばれますが、炎症を繰り返している場合は内服薬を併用するケースも少なくありません。

扁平母斑

扁平母斑は顔や手などさまざまな部位に発生するあざの一種で、『茶あざ』や『カフェオレ斑』と呼ばれることもあります。

生まれつき発症しているケースと生後間もない時期に発症するケースが多いですが、思春期以降に発症するケースもあります。

先天性のものと後天性のものがありますが、どちらの扁平母斑も悪性化することはありません。

原因

扁平母斑の原因は明らかになっていませんが、メラニン色素が皮膚の表皮基底層で増えることにより発生します。

メラニン色素が増える原因は、メラニン色素を生成するメラノサイトという細胞の異常です。

しかしメラノサイトが活性化してしまう原因は未だ解明されていません。

治療法

扁平母斑の主な治療法は、Qスイッチレーザーやルビーレーザーなどのレーザー治療です。

症状が出ている部位や大きさなどにより異なりますが、一般的に3~5回程度の治療を行います。

ただし扁平母斑は治療後に再発するケースが多いため、その場合は皮膚凍結療法や削皮術などの他の治療法を検討する必要があるでしょう。

太田母斑

太田母斑は目の周りや頬、鼻、耳など顔の片側に発症する青あざの一種です。

生後半年以内に発生することが多く、思春期頃になると色が濃くなったり色素斑が増えたりします。

色は青紫~灰紫青色ですが、薄褐色の小色素斑が混ざっているケースもあり、その場合はシミとの見分けが難しくなるため注意が必要です。

原因

太田母斑の主な原因は、通常は表皮層と真皮層の境目にあるメラノサイトが、真皮層に存在することです。

さらに通常よりもメラニンが多く生成されることで真皮層に色素が沈着し、太田母斑が発生します。

治療法

太田母斑の主な治療法はQスイッチレーザーで、保険適用による治療が可能です。

3~5回程度の継続治療が必要ですが、太田母斑は再発リスクがほとんどないため、回数を重ねるごとに効果を実感できるでしょう。

脂漏性角化症

脂漏性角化症は加齢とともに発症率が高くなるもので、別名『老人性イボ』とも呼ばれます。

シミとは異なり、皮膚が盛り上がるのが特徴で、時間とともに大きくなっていきます。

原因

脂漏性角化症は、紫外線によって皮膚の表皮基底細胞の遺伝子に異常が起こることで発症します。

主に紫外線と老化が原因で引き起こされるものです。

外での仕事が多い方や野外でのスポーツをよくする方などは、老人性色素斑や脂漏性角化症を発症する可能性が高くなります。

治療法

脂漏性角化症の治療法としては、レーザー治療、高周波メスでの切除、液体窒素による冷凍凝固治療などが挙げられます。

いずれの治療法も、1回で終わることが多いです。

シミの見分け方は?

肌

シミを見分けるためのポイントは主に4つ挙げられます。

  • 発症年齢
  • 発症部位
  • シミの色やサイズ
  • 境目がはっきりしているか

上記のポイントを踏まえたうえで、それぞれのシミの特徴と自分の症状を照らし合わせることで見分けられます。

例えば若い年齢でできるシミはそばかす(雀卵斑)やADM(後天性真皮メラノサイトーシス)、シミと皮膚の境目がはっきりしているものは肝斑、境目が曖昧なものはくすみ(色素沈着)が疑われます。

しかし素人では正確に見分けるのが難しいため、シミの完治を目指すならクリニックで医師にきちんと診断してもらう必要があるでしょう。

シミができてしまったときの対処法

クリーム

シミができてしまったときの対処法は以下の5つです。

  • 紫外線対策を徹底する
  • 保湿ケアを徹底する
  • 生活習慣を見直す
  • バランスの良い食事を摂る
  • クリニックでシミの種類に合った治療を受ける

ここでは上記5つの対処法についてそれぞれ解説します。

紫外線対策を徹底する

紫外線はシミを悪化させる原因になるため、紫外線対策を徹底することが大切です。

具体的には以下のような対策が挙げられます。

  • 毎日日焼け止めを塗る
  • 日傘や帽子を使用する
  • UVカットコスメを使用する
  • 紫外線の強い時間帯の外出を控える

日焼け止めは外にいるときだけ塗るのではなく、屋内にいるときもこまめに塗るようにしましょう。

保湿ケアを徹底する

紫外線対策と合わせて行いたいのが、保湿ケアの徹底です。

肌が乾燥するとバリア機能が低下し、紫外線によるダメージを受けやすくなってしまいます。

肌に十分な水分や油分を与えてしっかり保湿し、紫外線から肌を守りましょう。

生活習慣を見直す

シミができる原因の一つであるターンオーバーの乱れは、生活習慣の乱れにより引き起こされることがあります。

例えば睡眠時間が少なかったりストレスを溜め込んでいたりすると、ターンオーバーが乱れてしまう恐れがあるのです。

毎日決まった時間に布団に入る、質の良い睡眠をとる、ストレスを適度に発散するなど規則正しい生活習慣を心がけましょう。

バランスの良い食事を摂る

肌の状態は日々の食事によって変わります。

バランスの良い食事を摂ることで肌に良い影響が期待でき、シミの改善や予防にもつながるでしょう。

シミの改善にはビタミンA・C・EやL-システインが効果的なため、ぜひ日々の食事に積極的に取り入れてみてください。

クリニックでシミの種類に合った治療を受ける

シミにはさまざまな種類があり、その種類に合った治療を行う必要があります。

中にはセルフケアでは改善が難しいものもあるため、クリニックを受診して自分のシミに合った治療を受けることが大切です。

またクリニックを受診すれば、治療の提案と合わせてセルフケアのアドバイスももらえます。

適切な治療を受けることは治療期間の短縮にもつながるため、シミができたらまずはクリニックを受診しましょう。

まとめ

シミには老人性色素斑やそばかす、肝斑、ADM、扁平母斑、くすみ、太田母斑、脂漏性角化症などさまざまな種類があります。

種類によって治療法が異なるため、まずは自分のシミがどの種類なのかを知らなくてはいけません。

発症年齢や発症部位、シミの色・サイズなどで見分けることも可能ですが、素人目で正確に見分けるのは難しいため、クリニックを受診することをおすすめします。

ガーベラ美容クリニックでは、QスイッチYAGレーザーを始めとしたさまざまなシミ治療を行っています。

目立つ大きなシミの治療にも対応しているため、シミでお悩みの方はぜひ一度当院までご相談ください。

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