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2024.10.16
美容コラム
シミができる原因は?自分でできる対策やおすすめの食べ物を紹介
加齢とともに気になり始めるシミですが、なぜシミができるのか、その原因をご存知でしょうか。
シミを防ぐためには、まずシミができる原因を理解することが大切です。
シミは紫外線、ターンオーバーの乱れ、ホルモンバランスの乱れなど、さまざまな原因により発生してしまいます。
この記事では、シミができる原因について詳しく解説します。
自分でできるシミ対策方法やシミ対策におすすめの食べ物などもまとめているため、ぜひ参考にしてみてください。
シミができる原因
シミができる原因は主に5つあります。
- 紫外線
- ターンオーバーの乱れ
- ホルモンバランスの乱れ
- 活性酸素
- 虫刺されあとの色素沈着
ここでは上記5つの原因についてそれぞれ解説します。
紫外線
紫外線はシミができる大きな原因の一つです。
肌に紫外線が当たることでメラノサイト(メラニン色素を作る細胞)が刺激され、メラニン色素が生成されます。
通常、生成されたメラニン色素は肌のターンオーバーによって排出されていきますが、紫外線を浴び続けることでメラニン色素が過剰生成されると、排出が追い付かなくなります。
その結果、排出できなかったメラニン色素が肌に蓄積し、シミとなって現れるのです。
ターンオーバーの乱れ
ターンオーバーが乱れると生成されたメラニン色素の排出が滞り、シミの原因となることがあります。
ターンオーバーは皮膚が生まれ変わるサイクルのことで、正常な肌のターンオーバーは約4週間です。
この周期はさまざまな原因によって乱れ、この乱れによってメラニン色素の排出が遅れたり、毛穴詰まりによるニキビができたりといったさまざまな影響が出ます。
ターンオーバーは以下のような原因で乱れることがあります。
- 睡眠不足
- 食生活の乱れ
- 過度なダイエット
- ストレス
- 運動不足
- 紫外線
- 間違ったスキンケア
ターンオーバーが乱れている場合には、自分の生活習慣や食生活を見直し、改善することが大切です。
ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスの乱れはシミの原因となることがあります。
ホルモンバランスが乱れることでメラニン色素の生成が増加し、ターンオーバーによる排出が間に合わずシミが増える可能性があるのです。
ホルモンバランスが乱れやすいタイミングとしては、以下のようなものが挙げられます。
- 生理不順
- 妊娠・出産
- 更年期
ストレスや無理なダイエット、生活習慣の乱れなども、ホルモンバランスの乱れにつながりやすいため注意が必要です。
活性酸素
シミができる原因の一つに、活性酸素が挙げられます。
活性酸素とは、体内に取り込まれた酸素が通常よりも活性化された状態になったもので、増えすぎると体内の代謝過程でさまざまな成分と反応して細胞障害をもたらす可能性があります。
活性酸素はメラノサイトを刺激してメラニン色素の生成が過剰になる恐れがあり、これが原因でシミができやすくなってしまうのです。
活性酸素は紫外線や大気汚染、ストレス、タバコなどによって発生することがあります。
虫刺されあとの色素沈着
虫刺されにより肌に炎症が起きたあと、色素沈着が起こることがあります。
炎症が強いとメラニン色素が大量に生産され、ターンオーバーによる排出が間に合わず、肌にメラニン色素が蓄積されてしまう場合があるのです。
このような肌の炎症が原因による色素沈着は虫刺されだけでなく、以下のようなものでも起こることがあります。
- ニキビ
- 湿疹
- やけど
- 傷
上記のほか、肌を強く擦ったり刺激の強い化粧品を使ったりした場合にも、炎症後に色素沈着が起こる可能性があります。
シミの種類
シミには以下のようにさまざまな種類があります。
- 老人性色素斑(日光黒子)
- そばかす(雀卵斑)
- 肝斑
- ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)
- くすみ(色素沈着)
ここでは上記5つの種類についてそれぞれ解説します。
老人性色素斑(日光黒子)
老人性色素斑(日光黒子)は、その名の通り加齢とともに現れやすくなるシミの種類です。
30代〜60代に多く見られますが、20代でもできることがあります。
老人性色素斑の主な原因は紫外線で、別名『日光黒子』とも呼ばれます。
紫外線を浴びすぎることによってメラニン色素が増加し、過剰に生成された分が排出されずに肌に沈着してしまい、シミができるのです。
紫外線が当たりやすい顔や手の甲、腕などに発生しやすく、加齢とともに色が濃くなったり数が増えたりしていきます。
そばかす(雀卵斑)
そばかす(雀卵斑)は遺伝的な要因が強いシミの種類で、幼少期から発生します。
頬や鼻の周りに発生することが多く、肩や腕、背中などに現れる場合もあります。
また紫外線の強い春から夏にかけて色が濃くなるなど、季節によって色が変化するのも特徴です。
そばかすは思春期頃に目立つようになることが多く、大人になるにつれて徐々に色が薄くなっていくこともあります。
肝斑
肝斑の原因は明らかになっていませんが、主に女性ホルモンの乱れが原因と考えられており、30~40代の女性に多い種類のシミです。
妊娠中やピル服用中など、女性ホルモンが乱れやすい時期に発生しやすい特徴があります。
基本的に閉経後は色が薄くなっていき、徐々に目立たなくなります。
シミの形状としては境界がはっきりとしないのが特徴ではあるものの、ほかのシミとの見分けがつきにくいためセルフケアをする際は注意が必要です。
また直接的な原因ではありませんが、紫外線や摩擦による刺激なども肝斑を悪化させる要因となるため注意しなくてはいけません。
ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)
ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)は、頬骨や小鼻に左右対称に現れるシミの種類です。
厳密にはシミというよりは青あざの一種で、通常のシミには見られない真皮層に色素沈着と色素細胞が見られる特徴があります。
発症メカニズムがいまだ解明されておらず、はっきりとした原因はわかりませんが、遺伝や紫外線、ホルモンバランスの乱れなどが関係していると考えられています。
くすみ(色素沈着)
くすみ(色素沈着)は、肌に起きた炎症が原因でメラニンが過剰生成され、肌にメラニン色素が沈着してしまうものです。
炎症が原因の色素沈着は『炎症後色素沈着』といい、虫刺されややけど、ニキビ、かぶれ、切り傷などにより起こります。
炎症後色素沈着は数か月~数年程度かけて自然消滅する場合もありますが、ターンオーバーや紫外線の影響によって残ってしまうことも少なくありません。
この場合はクリニックに相談して適切な治療を受けましょう。
自分でできるシミ対策方法
自分でできるシミ対策方法は以下の通りです。
- 紫外線対策を徹底する
- 正しいスキンケアを行う
- 丁寧に洗顔する
- 美白アイテムを使う
- 正しい生活習慣を身につける
ここでは上記5つのシミ対策方法についてそれぞれ解説します。
紫外線対策を徹底する
シミは主に紫外線の影響を受けて発生することが多いため、紫外線対策を徹底することが大切です。
具体的な紫外線対策は以下の通りです。
- 日焼け止めを塗る
- 日傘やサングラスを使用する
- UVカット機能のある衣服を着用する
- UVカットコスメを使用する
- 紫外線の強い時間帯の外出を避ける
日焼け止めを塗るのは紫外線対策の基本ですが、紫外線はガラスを透過するため、外出しない日でもしっかり日焼け止めを塗ることが大切です。
また日焼け止めはSPFとPA値をチェックし、外出時間や外出先に合った商品を選んでみてください。
日常使いするならSPF20~30・PA++~+++、真夏のスポーツやレジャーのシーンではSPF30~50・PA+++~++++を選ぶことをおすすめします。
正しいスキンケアを行う
スキンケアの方法を間違えていると肌に過度な負担をかけ、メラニン色素の生成を活性化させてしまう可能性があるため、正しいスキンケアを心がけましょう。
肌が乾燥するとバリア機能が低下してしまうため、保湿ケアをしっかり行うことが大切です。
保湿ケアを行う際は化粧水、美容液、乳液、クリームの順に使用し、肌の乾燥を防ぎましょう。
またスキンケアアイテムは自分の肌に合ったものを使うことが大切なため、肌が敏感な方は敏感肌用のアイテムを使用するなど工夫してみてください。
丁寧に洗顔する
肌を強く擦るとシミの原因となることがあるため、丁寧に洗顔することが大切です。
洗顔をするときは洗顔料をしっかり泡立たせ、手のひらで擦るのではなく、泡で顔をなでるようにして洗いましょう。
お湯の温度が高すぎたり、洗顔料をしっかり泡立てずに使用したり、タオルでゴシゴシと拭いたりするのは肌に負担をかけるため良くありません。
洗顔後は肌が乾燥しやすい状態となるため、すぐに保湿ケアを行いましょう。
美白アイテムを使う
美白アイテムを使うことで、シミになりにくい肌を目指せます。
メラニンの生成を抑えたりメラニンの還元を促したりする効果が期待できる美白美容成分としては、以下のようなものが挙げられます。
- ビタミンC誘導体:肌内部で分解されビタミンCとして働き、メラニンの還元を促す
- アルブチン:メラニンの生成を抑える
- トラネキサム酸:メラノサイトの活性化を抑え、メラニンの生成を抑える
- プラセンタエキス:メラニンの生成を抑える
- カモミラET:メラノサイトの活性化を抑え、メラニンの生成を低下させる
- コウジ酸:メラニンの生成に必要なチロシナーゼの働きを阻害する
美白アイテムの購入を検討する際は、上記のような成分が配合されているものを選ぶと良いでしょう。
正しい生活習慣を身につける
生活習慣が乱れるとターンオーバーの乱れにつながり、それが結果としてシミができる原因になる可能性があります。
正常な肌のターンオーバーを保つためにも、食生活や睡眠習慣など正しい生活習慣を身につけましょう。
正しい生活習慣とは、具体的には以下のようなものを指します。
- 栄養バランスの整った食事を摂る
- 良質な睡眠をとる
- 適度に運動する
- ストレスを溜め込まない
- 喫煙や飲酒を控える
すべての生活習慣を一度に改善するのは難しいため、まずはできそうなところから少しずつ改善していきましょう。
シミ対策におすすめの食べ物・栄養素
シミ対策におすすめの食べ物・栄養素は以下の通りです。
- ビタミンA
- ビタミンC
- ビタミンE
- たんぱく質
- 亜鉛
- L-システイン
ここでは上記の食べ物・栄養素についてそれぞれ解説します。
ビタミンA
ビタミンAは肌のターンオーバーを促し、メラニンを排出しやすくする栄養素です。
また活性酸素の働きを抑える効果も期待できるため、メラニンの生成自体を抑制しやすくなります。
ビタミンAはうなぎや鶏レバー、チーズ、にんじん、ほうれん草、ニラなどの食べ物に多く含まれます。
ビタミンC
ビタミンCは、メラニン色素が肌に沈着するのを防いだりメラニンの還元を促したりする効果が期待できる栄養素です。
多く含まれる食べ物としてはレモンやイチゴ、アセロラなどの果物が挙げられます。
またビタミンCは沢山食べてもすぐに排出されてしまうため、なるべく毎日食べるのが望ましいです。
果物を毎日食べるのが難しい場合には、サプリメントなども上手く活用すると良いでしょう。
ビタミンE
ビタミンEはメラニン色素の生成を促す活性酸素の働きを抑制する効果に加え、ビタミンCの働きをサポートする効果がある栄養素です。
アーモンドやアボカド、うなぎ、さけなどに多く含まれますが、ビタミンEは脂溶性ビタミンで摂取上限があるため食べすぎには注意が必要です。
ビタミンEの摂取上限は、男性の場合18歳〜49歳で6.0mg、女性の場合は18歳〜29歳で5.0mg、30歳〜49歳で5.5mgとされています。
通常の食事で過剰症が起こることはほとんどありませんが、サプリメントなどで摂取する場合は注意しましょう。
たんぱく質
たんぱく質は肌を作る材料で、ハリや弾力を保つためにも重要な栄養素です。
魚や赤身肉、卵、豆腐などに多く含まれており、ほかの栄養素と比べて食べ物から摂取しやすい栄養素といえます。
亜鉛
亜鉛はメラニンの生成を抑制する『SOD』という酵素を活性化させる働きを持つ栄養素です。
たんぱく質の合成にもかかわっているため、たんぱく質と合わせて積極的に食事に取り入れましょう。
亜鉛は卵や牛乳、牡蠣、そば、レバー、アーモンドなどに多く含まれています。
L-システイン
L-システインは、肌のターンオーバーを促す働きを持つ栄養素です。
肌荒れやニキビなどの肌トラブルの改善にも効果が期待できる栄養素のため、肌のお悩みがある方は積極的に摂取することをおすすめします。
主に大豆や小麦などに多く含まれており、たんぱく質と同様、食事から摂取しやすい栄養素といえるでしょう。
まとめ
シミができる主な原因として、紫外線、ターンオーバーの乱れ、ホルモンバランスの乱れ、活性酸素、虫刺されあとの色素沈着の5つが挙げられます。
これらの原因によってシミができてしまうため、シミを予防するためには紫外線対策や保湿ケアを徹底したり、丁寧にスキンケアを行ったり、正しい生活習慣を身につけたりすることが大切です。
またシミ予防に効果的な栄養素を意識的に摂取することで、正常なターンオーバーを保ったり、メラニン生成を抑えたりできるため、ぜひ今日から食生活に取り入れてみてください。
すでにできてしまったシミには、クリニックでの治療がおすすめです。
ガーベラ美容クリニックでは、少ない回数でシミ取りができる『QスイッチYAGレーザー』による治療を行っています。
シミができてしまって悩んでいる方は、ぜひ一度当院までお気軽にご相談ください。