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美容コラム

ニキビ跡の膨らみはどう治す?しこりの種類と特徴、セルフケアも紹介!

ニキビ跡の膨らみはどう治す?しこりの種類と特徴、セルフケアも紹介!'

ニキビは治ったはずなのに、跡が膨らんで残ってしまったという悩みを抱える方は少なくありません。

こうした膨らみは単なる傷跡ではなく、炎症後の過剰なコラーゲン生成によって生じるため、きれいに治すためには早めの対処が必要なものもあります。

この記事では、膨らみの種類と特徴、形成されるプロセス、予防のためのセルフケア、そして医療機関での治療まで詳しく解説します。

ニキビ跡の膨らみでお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

ニキビ跡の膨らみ?しこりの種類と特徴

にきび

ニキビ跡の膨らみには、原因や症状が異なるさまざまな種類があります。

治療法も種類によって大きく変わるため、まずは自分の症状がどのタイプに当てはまるのかを把握しましょう。

しこり

ニキビの炎症が治まったあと、皮膚の修復過程で過剰に生成されたコラーゲンが原因となって発生する隆起です。

触ると硬く、皮膚と一体化した状態になっています。

通常は数週間から1ヶ月程度で自然に改善に向かいますが、場合によっては長期間残ることもあります。

赤みを帯びているものは炎症が継続している状態を示し、硬いものはコラーゲンが過剰に蓄積した状態です。

しこりが1ヶ月以上持続するときや同じ場所に繰り返し発生するケースでは、医療機関での治療を検討する必要があります。

肥厚性瘢痕・ケロイド

肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)は、ニキビ跡が盛り上がって硬くなった状態です。

顎下、胸、肩、下腹部など、皮膚が伸展されやすい部位に発生しやすい特徴があります。

治療をせずに放置すると何年も残り続ける可能性が高く、早めの対処が重要です。

一方、ケロイドは肥厚性瘢痕からさらに症状が進行し、健康な皮膚部分まで広がっていく状態を指します。

ケロイドの形成には体質的な要因が強く関わっているといわれますが、一つの膨らみの中に連続して肥厚性瘢痕とケロイドが共存することもあります。

治療に抵抗性が強く再発しやすいため、専門医による適切な治療が必要です。

粉瘤

粉瘤(ふんりゅう)は一見するとニキビに似ていますが、まったく異なる病態です。

皮脂腺や毛包が詰まって形成される嚢胞(のうほう)で、老廃物が皮膚の下にある袋に溜まってできる腫瘍です。

顔や首、背中、耳の後ろなどに発生しやすく、放置すると次第に大きさを増します。

粉瘤とニキビの見分け方として、まずはサイズを確認しましょう。

ニキビは通常数ミリ程度ですが、粉瘤は数センチ以上に成長することもあります。

また、粉瘤には中央部に黒い点状の開口部があり、強く押すと臭いの強いドロドロとした物質がでてくるケースもあります。

さらに、ニキビのしこりは皮膚と一体化して動きませんが、粉瘤は触ると動く場合が多いです。

粉瘤をニキビと勘違いして同じような治療を試みても改善しません。

基本的に切開手術による治療が必要で、自己判断で強く押したり潰したりすると症状が悪化する恐れがあります。

大きさが1センチを超える、半球状に膨らんでいる、定期的に同じ場所が腫れるなどの症状があるときは粉瘤を疑い、皮膚科で診察を受けることをおすすめします。

ニキビ跡が膨らむプロセス

ニキビ跡が膨らむプロセス

ニキビ跡の膨らみは単純な皮膚の傷跡ではなく、複数の段階を経て形成される症状です。

各段階で適切な対処を行えば、深刻な状態への進行を防げます。

ニキビができる

皮脂腺から分泌される皮脂は、本来肌を外部の刺激から守る重要な役割を果たします。

しかし、角質が荒れたり毛穴に角栓が詰まったりすると、皮脂が正常に排出されなくなります。

この状態で皮脂が毛穴の中に蓄積していくのが、白ニキビや黒ニキビと呼ばれるニキビの初期段階です。

赤ニキビや黄ニキビに進行

毛穴に詰まった皮脂は、ニキビの原因となるアクネ菌の栄養源となります。

アクネ菌が増殖すると毛穴の中で炎症が発生します。

こうしてニキビが赤くなったり腫れたりしたものが、赤ニキビです。

そして症状が進行すると化膿を引き起こすブドウ球菌も増殖を始め、炎症がさらに悪化します。

この段階では黄色い膿が溜まり、いわゆる黄ニキビの状態へと変化します。

炎症が慢性化

炎症が長引くとアクネ菌やブドウ球菌の増殖が続き、炎症の範囲が広がります。

患部は熱をもち、触れると痛みを生じる状態です。

この段階までくると皮膚の深い層まで炎症がおよび、周囲の健康な組織まで影響を受けるようになります。

毛穴の構造が破壊

慢性的な炎症が続くと引き起こされるのが、毛穴の壁の崩壊です。

さらに炎症は周囲の組織にまで広がり、皮膚の正常な構造も失われます。

毛穴の破壊は皮脂の出口も損ない、本来は皮膚表面へと排出されるはずの皮脂が皮膚内部へと漏れだして新たな炎症を引き起こす要因となります。

しこりが形成

破壊された組織を修復するため、体は患部にコラーゲンを生成する命令をだします。

しかし、この過程で必要以上のコラーゲンが作られることがあり、過剰なコラーゲンは皮膚内部に蓄積します。

それが固まったものが、いわゆるしこりです。

この状態が続くと、瘢痕組織として皮膚に長期間残る可能性が高くなります。

ニキビ跡の膨らみを予防するセルフケア

スキンケア

ニキビ跡の膨らみは、適切な予防とケアによって防ぐことが可能です。

毎日の生活習慣を見直し正しいスキンケアを実践することで、ニキビ跡が膨らむリスクを大幅に減らせます。

正しいスキンケアを行う

朝晩の丁寧な洗顔は、ニキビ予防の第一歩です。

基本的なスキンケアでは、適切な保湿とニキビ用の薬用化粧水や美容液の使用が重要です。

これらの製品にはビタミンC誘導体やナイアシンアミドといった成分が含まれていて、肌の再生を促進したり皮脂分泌を抑制したりします。

皮膚の状態を一定に保つため、使用する製品を頻繁に変えることは避けたほうがよいでしょう。

ただし、高濃度のレチノールやハイドロキノンといった刺激性の強い成分が配合された化粧品は、肌荒れが強い状態では控える必要があります。

生活習慣を改善する

十分な睡眠と規則正しい生活リズムの維持は、肌の健康に直結します。

質のよい睡眠のためには、決まった時間に就寝・起床すること、寝る前のスマートフォンの使用を控えることなどが大切です。

また、夜更かしや不規則な生活は肌の代謝に悪影響を与えます。

毛穴の詰まりを防ぎ肌の自然な再生を促すためにも、毎日の生活リズムを整えることから始めるとよいでしょう。

栄養バランスの取れた食事を意識する

肌の健康を保つには、バランスの取れた食事が欠かせません。

なかでもビタミンB、C、Eは肌の再生と修復に重要な栄養素です。

ただし、食事だけでは必要な栄養素を十分に摂取するのが難しい場合もあるため、サプリメントや内服薬で補うことを検討してもよいでしょう。

また、十分な水分補給も重要で、水は肌の潤いを保つ助けとなります。

ストレスをためない

ストレス管理は肌の健康維持に重要な要素です。

過度のストレスは肌の代謝に悪影響を及ぼし、ニキビを悪化させる原因となり得ます。

定期的な運動や趣味の時間をもつことで、ストレスを軽減するのが大切です。

また、適度な運動は血行を促進し、肌の代謝を改善する効果もあります。

ホルモンバランスを整える

ホルモンバランスの乱れは皮脂の過剰分泌を引き起こし、毛穴の詰まりを悪化させます。

上に挙げた『質のよい睡眠』『バランスの取れた食事』『適度な運動』はホルモンバランスを整えるための基本となります。

また、過度の疲労やストレスもホルモンバランスを崩す要因となるため、十分な休息を取ることも重要です。

温冷療法

温冷療法は、ニキビの状態に応じての使い分けが重要です。

急性期の炎症が強い状態では、冷やすことで炎症を抑えられます。

ただし、冷やしすぎると凍傷のリスクがあるため、痛みを感じない程度にとどめてください。

一方、炎症が落ち着いた慢性期には温めて血行を促進し、肌の再生を助けます。

マッサージを併用する場合は、強い力を加えず優しく行うよう心がけましょう。

しこりができてしまったら?ニキビ跡の膨らみ治療法

薬品

自宅でのケアだけでは改善が見られない場合、医療機関での専門的な治療が選択肢となります。

症状の程度や種類によって最適な治療法が異なるため、まずは医療機関に相談することから始めましょう。

ボトックス注射

ボトックス注射はA型ボツリヌス毒素を用いた治療法で、肥厚性瘢痕やケロイドの改善に効果的な治療法です。

従来のステロイド注射と比較して痛みや副作用が少なく、より高い効果が期待できます。

ボトックス注射の主な作用は3つあります。

  • 炎症を抑える
  • 周囲の筋肉の働きを弱めることで傷跡にかかるテンションを軽減する
  • 線維芽細胞の過剰な働きを抑制し線維化を防ぐ

ただし、内出血や、顔に用いる際は顔のこわばりや予期せぬ表情の変化などの副作用に注意が必要です。

ジュベルック

ジュベルックは、ポリ乳酸と非架橋ヒアルロン酸を組みあわせた注入剤です。

肌内部でコラーゲン生成を促進し、ニキビ跡の改善だけでなく毛穴の縮小、赤みの改善などにも効果を発揮します。

ジュベルックは約1年半から2年かけて水と二酸化炭素に分解されるため、効果が長期的に持続します。

また、粒子が丸く作られているため周囲組織への刺激が少なく、しこりや炎症などの副作用リスクも低いことがメリットです。

ガーベラ美容クリニックでは医師による手打ち注入のほか、メソガン水光注射での施術もお選びいただけます。

ダーマペン4

ダーマペン4は、16本の極細針を搭載した電動式美容機器です。

0.2mmから3.0mmまで調整可能な針で、肌表面に微細な穴を開けてコラーゲンの生成を促進する施術です。

部位によって皮膚の厚さが異なるため、症状や部位に応じて針の長さを細かく調整して治療を行います。

初回から改善を実感できる場合もありますが、より効果を得るには数週間の間隔で複数回の治療が推奨されます。

施術後は数日から1週間程度の赤みや腫れや熱感が生じることがあり、治療当日はメイクを控え、紫外線対策と保湿ケアを十分に行うことが必要です。

フラクショナルレーザー

フラクショナルレーザーは、レーザーで肌表面に微細な点状の穴を開け皮膚の再生を促す施術です。

ガーベラ美容クリニックではエルビウムYAGレーザーを使用することで、CO2フラクショナルレーザーと比べてダウンタイムが短く、色素沈着のリスクも低減した治療を提供しています。

穴を開ける深さや密度を調節して、さまざまな肌の凹凸に対応します。

1回の治療で高い効果が期待でき、コラーゲンの再構築を促進してニキビ跡だけでなく毛穴や小じわの改善も見込める治療法です。

ただし、施術後は赤みやヒリつきが出現するため、十分な保湿ケアが必要となります。

しこり治療後の過ごし方

日焼け対策

各治療にはそれぞれ特有のダウンタイムや注意点があります。

効果を引きだしトラブルを防ぐためには、医師の指示に従った適切なアフターケアが重要になります。

治療直後は赤みや腫れ、一時的な乾燥など、肌のコンディションが不安定になりやすい時期です。

この時期の過ごし方次第で、治療効果が大きく左右されることもあります。

紫外線対策はもちろん、低刺激のスキンケア製品を用いた保湿ケア、清潔な寝具の使用による肌環境の維持も欠かせません。

定期的な通院とフォローアップも重要で、早期に問題を発見し適切な対応をすればより治療の効果を感じやすくなります。

まとめ

ニキビ跡に残ってしまった膨らみは、適切な治療とケアによって改善が可能です。

ただし、症状の種類や程度によって最適な治療法は異なるため、まずはカウンセリングで医師に相談するのがおすすめです。

天王寺・阿倍野区のガーベラ美容クリニックでは、ボトックス注射、ジュベルック、ダーマペン4、フラクショナルレーザーなど、幅広い治療選択肢を用意しています。

また、各治療の特性を熟知したスタッフが、お一人おひとりの肌状態や生活スタイルにあわせて、適切な治療プランをご提案します。

早期の治療開始がより効果的な改善につながるケースも多いため、ニキビ跡の膨らみでお悩みの方は、まずはガーベラ美容クリニックにご相談ください。

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