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院長ブログ

ヒアルロン酸注入における…

メスを使用しない美容皮膚科治療にもさまざまな合併症があります。

中でも最も重篤なものが、ヒアルロン酸注入治療での血管塞栓です。

架橋ヒアルロン酸には一定の硬さがあり、誤って血管の中に注入されてしまうと血管が詰まることがあります。血管が詰まることにより血流が途絶し、皮膚壊死や失明などの後遺症を残すことがあります。ネット上で、ヒアルロン酸注入による血管塞栓で鼻先が黒く壊死した方のお写真などを見たことがあるかもしれません。ヒアルロン酸注入が怖いとおっしゃる方の多くが、このような事態を懸念されていることかと思います。

 

なお、当院でも大人気の「美肌・肌育注射」で用いる製剤(スネコス、プルリアルなど)に含まれるヒアルロン酸は非架橋です。非架橋ヒアルロン酸には硬さがないため、頬や唇をふっくらさせる力はありませんが、血管の中に入ってしまったとしても、基本的に血管塞栓を起こすことはありませんと答えています。

いっぽう、架橋剤とよばれる添加剤を加えヒアルロン酸分子同士に人為的な結合(=架橋)を加えた架橋ヒアルロン酸は、硬さのあるゲルとなっているため、頬や唇、顎にボリュームや高さを出し形を作ることが可能ですが、血管内に入ると詰まってしまうリスクがあります。

 

そのようなリスクを限りなくゼロに近づけるために、ヒアルロン酸注入を行う際は下記ようなことを意識しています。

 

  • 愛護的操作を心がける…靭帯を貫くときに少し力を入れることはありますが、基本的には丁寧に優しく注入します。
  • できるだけカニューレを使用する…先端の尖った針の場合、血管を刺してしまいやすくなりますが、カニューレ=先端が丸い鈍針の場合はよほど乱暴な手技でなければ血管を刺すことはありません。
  • 鋭針を使うときは逆血確認を実施する…やむを得ず鋭針を使うときは、シリンジに陰圧をかけて血液の戻りがないことを確認してからゆっくりと注入を行います。逆血がないということは、針先が血管内には無いとひとまずは言えます。
  • 解剖の確認をいつも何度でも…実際の施術の直前には、必ず解剖学の教科書を確認してから治療にあたります。(Thieme社のDermal Fillersなど)

 

どれもきわめて基本的なことですが、ヒアルロン酸注入における最大の敵は慢心だと思っていますので、いつまでも基本をおろそかにしないことが重要です。

 

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