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ヒアルロン酸注射を溶かす薬剤です。

血管塞栓の疑いがあるときは、注入部位を含めその周辺にも十分な量のヒアルロニダーゼを投与する必要がありますが、過矯正（＝入れすぎ・膨らみすぎ）、ぼこつき等の修正対応では、必要最低限の投与量にとどめるべきです。ヒアルロニダーゼはアレルギーを引き起こすリスクが高いためです。意外かもしれませんが、ヒアルロン酸そのものよりも、ヒアルロン酸を溶かすためのヒアルロニダーゼによるアレルギー発症率は圧倒的に高くなります。市場に出回るヒアルロニダーゼの大半はヒツジなど動物の精巣を原料としており、アレルゲンとなる動物性タンパク質を含みます。
アレルギー反応を起こしにくいヒト由来のヒアルロニダーゼ製剤も存在しますが、非常に高価であり、患者様にとって金銭面での負担が大きくなります。
当院では、動物（ヒツジ）由来ではあるものの、高度に精製され、不純物が極限まで除去された「ハイラックス」という製剤を使用しており、注入後のアレルギー反応が起こりにくくなっています。実際、アレルギー反応を発症した方はいません。

安全にヒアルロン酸を溶かしたい方はご相談ください。