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ボトックスの効果はいつから出る?持続時間や注意点も解説

ボトックスの効果はいつから出る?持続時間や注意点も解説'

ボトックス注射は、表情ジワやエラ張り、多汗症など幅広いお悩みに対応できる美容施術です。

初めて受ける方のなかには、効果はどれくらいなのか、持続時間は?と不安を抱える方も少なくありません。

ボトックスの効果がいつから現れるのかを知っておけば、大切な予定に合わせて施術を受けることもできるでしょう。

この記事では、効果が現れる時期や持続時間、注意点などを詳しく解説します。

ボトックス注射に疑問や心配がある方は、ぜひ参考にしてください。

ボトックス注射とは?

ボトックス注射とは?

ボトックス注射は、ボツリヌス菌が産生するタンパク質を有効成分とする薬剤を、筋肉や皮膚に直接注入する施術です。

筋肉の過敏な動きを抑えることでシワを軽減したり、神経伝達を調節して発汗を抑える作用などがあります。

ボトックスはどんな薬剤?

ボトックスは、正式にはボツリヌストキシン製剤と呼ばれます。

アメリカのアラガン社製の製品を指し、厚生労働省が認可しています。【承認番号:22100AMX00398000】

ボトックスは美容医療分野だけでなく、眼瞼痙攣や片側顔面痙攣など幅広い治療に用いられています。

有効成分であるA型ボツリヌストキシンが、筋肉の神経伝達物質であるアセチルコリンの放出を阻害し、一時的に筋収縮を抑制する働きがあるとされます。

この作用により、表情ジワや筋肉肥大に関連するお悩みの改善に役立つとされ、注目が集まっている薬剤です。

ボトックスの対応部位は?

ボトックスは、主に以下のような部位に対応しています。

対応部位 主な筋肉 効果や特徴
前頭筋 シワの軽減・なめらかな額
眉間 皺眉筋(しゅうびきん)、鼻根筋 不機嫌な表情の緩和
目尻 眼輪筋 目元の笑いジワの軽減
あご オトガイ筋 梅干しジワの緩和
エラ 咬筋 フェイスラインの改善
口角 口角下制筋 口元の印象改善
上唇 上唇挙筋群 ガミースマイル改善
肩・首 僧帽筋 肩こり・首こり
ふくらはぎ 腓腹筋、ヒラメ筋 脚痩せ
ワキ・手のひら・足の裏 エクリン汗腺周囲の交感神経 発汗抑制

ボトックス注射は筋肉や汗腺に作用するため、適応範囲が広いのが特徴です。

ただし、部位により注入量や打ち方が異なり、表情や機能に影響を与える可能性があるため、経験豊富な医師による施術を受けることが重要です。

ボトックスの費用目安

ボトックスの費用は、クリニックにより異なり、施術部位や回数、頻度によっても差が出てきます。

シワ改善の場合は、1部位につき約1〜5万円が一般的な目安です。

一方、エラ張りやふくらはぎ、肩などの広い筋肉を対象とする場合は費用が高額になる可能性があり、症状によっても異なります。

例えば、エラ張り改善でも軽症は約4~7万円、重症は約6~10万円など差があり、クリニックによっても費用が変わってきます。

多汗症の治療では、診断次第で保険適用となるケースもありますが、多くは自費診療のため、事前に費用総額の目安と回数を確認しておきましょう。

ボトックス注射で期待できる効果

ボトックス注射で期待できる効果

ボトックス注射は、筋肉の働きや神経伝達をコントロールすることで、見た目と機能の両面にアプローチできる施術です。

ここでは、具体的にどのような効果が期待できるかについて解説します。

表情ジワの改善

額や眉間、目尻など、表情の動きによってできるシワは、加齢とともに深くなります。

ボトックスは筋肉の動きを抑制することが目的のため、表情ジワの形成を防ぎ、すでにできている浅いシワも目立ちにくくする可能性があります。

特に、眉間の縦ジワや額の横ジワなどは、ボトックスの効果が出やすい部位です。

エラ張りの改善

咬筋が発達してエラが張って見える場合、ボトックスを注入することで筋肉のボリュームを減らし、小顔に見せる効果が期待できます。

歯ぎしりや食いしばりが強い方は咬筋が肥大している傾向がありますが、ボトックスによりフェイスラインが柔らかく見えることがあります。

手術で骨を削ることなく、フェイスラインを整えられる点が魅力です。

口角下がりの改善

加齢や筋肉の緊張により口角が下がり、怒っているような印象になるとお悩みの方も少なくありません。

口角を下げる筋肉(口角下制筋)にボトックスを打つことで筋肉の引き下げ作用を弱めると、口角が上がりやすくなります。

また、笑ったときに歯茎が過剰に見えるガミースマイルには、上唇にボトックス注射をすることで、歯茎の露出を減らす効果が期待できます。

肩こり・首こりの軽減

首や肩につながる僧帽筋にボトックス注射をすると、過度な緊張がほぐれて肩こり・首こりの軽減につながります。

デスクワークや長時間同じ姿勢でいるなどで、慢性的に肩こり・首こりがある方に適した施術です。

肩の盛り上がりが和らぐことで、首から肩のラインがすっきりすることもあります。

多汗症の改善

ワキや手のひら、足の裏などの多汗症は、日常生活や人間関係に影響を及ぼすこともあります。

ボトックスは神経から汗腺への信号をブロックし、発汗量を抑える効果が期待できます。

原発性腋窩多汗症(ワキからの過剰発汗がある疾患)に対しては、保険適用となる場合があるため、医師に相談してみましょう。

(参照:「原発性局所多汗症診療ガイドライン2023年改訂版」日本皮膚科学会)

その他

ボトックスは上記以外にも、さまざまな用途があります。

ふくらはぎの筋肉を細くする脚痩せ治療、あごの梅干しジワ改善、鼻の横ジワやバニーライン改善など、お悩みに合わせて注入する部位が異なります。

歯ぎしりや顎関節症の補助的治療として使用されることもあり、美容と機能の両面から改善が期待できる施術です。

ボトックスの効果はいつから?

ボトックスの効果はいつから?

ボトックスは注射後すぐに変化が現れるわけではなく、一定の時間が必要です。

部位や目的により効果が出てくるタイミングは異なるため、施術後の経過を理解しておきましょう。

注射後に効果が出てくるタイミングとは

一般的に、ボトックスは2~3日後から効果を実感し始め、約1~2週間で安定してくるとされています。

これは、ボツリヌストキシンが神経末端に作用し、アセチルコリンの放出を阻害するまでのプロセスに時間がかかるためです。

部位によっては、変化を感じるまでにさらに時間がかかる場合もあります。

例えばエラやふくらはぎなどの大きな筋肉は、小さな表情筋よりも効果が出るまでが比較的ゆっくりな傾向があります。

効果が現れるまでの流れ

施術当日は、個人差はありますが、針跡や軽い赤みが残る程度で外見上の変化はほとんど見られません。

2~3日後から徐々に筋肉の動きが制限され、シワや張りが軽減していきます。

1週間程度で変化を実感し始め、多くの場合は2週間前後で安定することが多いです。

経過観察のため、2週間~1か月後にフォローアップを行うクリニックもあります。

個人差がある要因とは

ボトックスの効果発現や持続時間には、個人差があります。

  • 注入部位
  • 薬剤量
  • 筋肉の発達具合
  • 代謝の早さ
  • 生活習慣など

このような要因が個人差につながります。

スポーツや筋トレなど筋肉を頻繁に使う習慣があると、効果の持続時間が短くなる可能性もあります。

また、過去のボトックス施術歴や体質によっても反応が異なることもあるため、カウンセリングで医師とよく相談し、自分に合った施術計画を立てることが重要です。

ボトックスの持続時間

ボトックスの持続時間

ボトックスは一度打てばずっと続くものではなく、一定期間が経過すると、筋肉や神経の働きが回復します。

持続時間を理解することで、適切な施術タイミングや維持方法を計画しやすくなります。

ボトックスの効果はどれくらい続く?

ボトックスの効果は、多くの場合約3〜6か月持続するとされています。

表情筋や顔周りの小さい筋肉ではやや短め、大きな筋肉や発汗抑制の目的では比較的長く持続する傾向がありますが、個人差も大きいです。

時間の経過とともに神経末端が新たに形成され、アセチルコリンの伝達が回復することで、徐々に元の状態へと戻っていきます。

持続時間を左右する要因とは

持続時間は、施術部位や注入量、薬剤の種類、個人の代謝や生活習慣などで変動します。

スポーツをしている方、表情筋の使用頻度が高い方は、分解が早まりやすく効果が短くなる傾向があり、逆に過度に筋肉を動かさない期間を保つと、持続時間が延びるケースもあります。

また、継続的に施術を行うことで、筋肉が弱まり効果が長く続く場合もあり、長期的なプランを立てることが大切です。

効果を長持ちさせるポイント

ボトックス効果を長く保つためには、施術後の生活習慣にも注意が必要です。

注入部位を強く揉まない、過度な運動やサウナ、飲酒を控えるなどが挙げられます。

ボツリヌストキシンはタンパク質の一種であり熱に弱い性質をもち、効果が弱まることがあるため、体温を上げる行為は避けてください。

内出血のリスクを軽減するためにも、医師の指示に従い施術後に控えるべき行為を覚えておきましょう。

また、規則的な間隔で再施術を行うことで効果の安定を目指せる場合もあり、医師と施術スケジュールの相談をするのもポイントです。

ボトックス施術時の注意点

ボトックス施術時の注意点

ボトックス注射による副作用や仕上がりの違和感を避けるため、事前に注意点を知っておきましょう。

ここでは、施術後の注意点や施術前の健康状況などについて解説します。

ダウンタイム・副作用について

ボトックスのダウンタイムは短めで、日常生活に支障が出にくいのが特徴です。

ただし、注射部位に赤みや腫れ、内出血、倦怠感が生じることがあります。

数日~1週間ほどで自然と治まる場合が多いですが、まれに頭痛や目の異常感などが見られることも報告されています。

(参照:「ボトックスビスタ注用50単位に関する資料」独立行政法人 医薬品医療機器総合機構)

また、万が一薬剤への重篤なアレルギー反応や呼吸・嚥下に関わる症状が出た場合は、すぐに医療機関を受診してください。

表情がこわばるのはなぜか

過剰な量のボトックスを注入すると、筋肉の動きが制限され過ぎて表情が硬くなることがあります。

眉や額への注入は感情を表す表情筋に影響するため、量が多すぎると筋肉の動きが抑えられてしまいます。

人それぞれの筋肉や造りに合わせ、自然な表情を保ちながら効果を発揮できるバランスを見極めるには、医師の経験と技術が不可欠です。

どの程度の動きを残したいかの希望を明確に医師に伝え、仕上がりのイメージを共有しておきましょう。

ボトックスを受けられない・注意が必要な方

ボトックスを受けられない方は、以下の通りです。

  • 妊娠中、授乳中
  • 神経筋疾患(重症筋無力症、ランバート・イートン症候群など)を患っている
  • 他のボツリヌストキシン製剤を使用している
  • 過去にボツリヌストキシン製剤でアレルギー反応が起こった

また、以下のような方は注意が必要です。

  • 呼吸器疾患や閉塞隅角緑内障を患っている
  • 神経学的障害がある(嚥下困難、痙縮など)
  • 筋弛緩剤を服用している
  • 妊娠を希望している

(参照:「ボトックスビスタ注用50単位 添付文書」)

このような身体状況・疾患などをお持ちの方は、ボトックスを受けられない可能性があります。

事前のカウンセリングで体質や既往歴、薬の服用などについて必ず医師に伝え、ボトックス注射ができるかを確認してください。

副作用や症状悪化のリスクを避けるためにも、自分の状況を正確に伝えることが重要です。

まとめ

ボトックスは、表情ジワやエラ張り、多汗症など幅広いお悩みに対応可能な施術です。

効果が現れるタイミングや持続時間、注意点を理解しておくことで、より満足度の高い効果が期待できます。

初めてボツリヌストキシン製剤を検討している場合は、経験と実績が豊富なクリニックを選び、自分の希望や不安をしっかり相談して、納得して施術を受けることが大切です。

適切な施術とアフターケアを心がけ、お悩みを軽減し自然な仕上がりを目指しましょう。

ガーベラ美容クリニックは、アラガン社製ボツリヌストキシン製剤『ボトックスビスタ』を用いたボトックス治療を行っております。

気になるシワやエラ張り、肩こり、多汗症治療など幅広く対応し、丁寧なカウンセリングで適切な治療をご提案いたします。

ボトックスで改善したい部位がある方は、ぜひガーベラ美容クリニックへご相談ください。

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