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2025.10.22
美容コラム
いちご鼻におすすめ!美容皮膚科でできる治療、原因、セルフケアを紹介

小鼻の黒ずみやざらつきといった「いちご鼻」を気にしている方は少なくありません。
セルフケアだけでは改善が難しい場合も多く、美容皮膚科での専門的な治療を検討する方が増えています。
この記事では、いちご鼻の原因やケア方法、美容皮膚科で受けられる治療について、詳しく解説します。
いちご鼻にお悩みの方、改善法が知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
いちご鼻とは?

鼻の毛穴に黒いポツポツが目立ついちご鼻は、複数の要因が関係して起こります。
見た目の印象を左右することもあるため、多くの方が改善したいとお悩みかもしれません。
ここでは、いちご鼻の特徴や原因などを解説します。
いちご鼻の特徴
いちご鼻は、小鼻や鼻先に黒い点々が現れるのが特徴です。
毛穴に詰まった角栓(角質と皮脂の混合物)が酸化して黒く見えたり、産毛や色素沈着が影響したりすることもあります。
見た目のほか、ざらつきにより化粧ノリが悪くなるのもストレスになりかねません。
また、いちご鼻を放置すると、毛穴が広がってより目立つようになる恐れもあります。
毛穴の黒ずみと角栓の違い
毛穴の黒ずみと角栓は、タイプの差とも言えます。
角栓は皮脂と角質が混ざり固まったもので、黒だけでなく白く見える場合もあります。
一方、毛穴の黒ずみは、詰まった角栓が空気に触れて酸化したり、毛穴周囲にメラニンが沈着したりすることで、毛穴自体が黒く見える状態を指します。
つまり、角栓を放置して酸化すると、毛穴の黒ずみに進行していきます。
いちご鼻の主な原因
いちご鼻になる理由はさまざまで、主に以下のような原因が考えられます。
皮脂の過剰分泌
鼻周辺は顔の中でも皮脂腺が多く、常に皮脂が分泌されています。
ホルモンバランスの変化やストレス、食生活の乱れなどにより皮脂分泌が活発になると、毛穴が詰まりやすくなります。
古い角質の蓄積
肌のターンオーバーが乱れ、角質が剥がれずに毛穴周辺に蓄積することも、いちご鼻の原因のひとつです。
古い角質が皮脂と混ざり合って角栓となり、毛穴を塞いでしまうと、いずれ酸化して黒ずみになるリスクがあります。
毛穴の開き
皮脂や角栓が長期間詰まったままになっていると、毛穴の壁が広がって常に開いた状態になります。
メイク汚れが皮脂と混ざり合って皮膚に残り、毛穴の詰まりにつながることもあるため、クレンジングの徹底が不可欠です。
毛穴が開いた状態が続き溜まった汚れが酸化すると、黒ずみが目立つ原因になります。
メラニン色素の沈着
肌の乾燥や加齢、紫外線によるコラーゲン減少でも毛穴の周囲がたるみ、黒ずみが強調されやすくなるため、注意が必要です。
毛穴周りの炎症や紫外線によって、肌が防御反応としてメラニンを生成し、沈着すると毛穴が黒ずんで見えます。
産毛の影響
鼻や小鼻周りに生えている細い産毛が影になって黒ずみが強調されたり、毛穴詰まりの悪化につながったりしている可能性もあります。
産毛が皮脂や汚れを絡め取り、毛穴を詰まりやすくさせてしまうこともあるため、早めのケアが必要です。
ただし、産毛処理は一時的な処置であり、誤った方法で行うと肌トラブルを招く恐れがあるため、美容皮膚科へ相談してみましょう。
美容皮膚科で行ういちご鼻治療

美容皮膚科では、毛穴詰まりや黒ずみに対して、さまざまな施術が行われます。
ここでは、いちご鼻に効果が期待できる治療について解説します。
ケミカルピーリング
ケミカルピーリングとは、薬剤を肌の表面に塗布し、古い角質や角栓による毛穴の汚れを除去する治療です。
肌のターンオーバーを促進してなめらかな肌質へ導く治療で、使用する酸の種類により効果が異なります。
毛穴詰まりが原因のいちご鼻治療には、ケミカルピーリングで症状の改善が期待できる可能性があります。
症状や体質により薬剤の種類が変わるため、美容皮膚科でカウンセリングや肌診断を受けて肌の状態を確認しましょう。
ダーマペン
ダーマペンは、極細針で微細な穴を開け、自己治癒力により肌の再生を促す施術です。
毛穴の開きによって影が強調されて目立つタイプのいちご鼻に効果が期待できます。
コラーゲンやエラスチンの生成を促進し、毛穴だけでなくニキビ跡やたるみなどの肌のお悩みに適しています。
赤みや腫れなどのダウンタイムがあり、複数回の施術が必要な場合もあるため、事前に医師とよく相談しましょう。
ベルベットスキン
ベルベットスキンは、ダーマペンとマッサージピールを組み合わせた治療です。
ダーマペンで開けた穴にマッサージピール(PRX-T33)を塗布し、美容成分を浸透させ、角質除去と真皮層の活性化を同時に行います。
毛穴の黒ずみや開きにアプローチでき、美白やハリの改善効果も同時に期待できます。
赤みが出ることや複数回の治療が必要になることがあるため、カウンセリングで確認しておきましょう。
フラクショナルレーザー
フラクショナルレーザーは、皮膚に微細な点状の穴を開け、自然治癒力で新生コラーゲンを促します。
面ではなく複数の点で照射するため、回復が比較的早いのが特徴です。
毛穴や凸凹を滑らかに整える、弾力回復など、肌のお悩みを改善する効果が期待できます。
ただし、個人差はありますが、痛みを感じる場合があることと、赤みや腫れなどを伴うダウンタイムが数日~数週間の場合もあるため、リスクとともによく理解しておく必要があります。
レーザージェネシス
レーザージェネシスは、波長1064nmのロングパルスYAGレーザーを用いてコラーゲン生成を促進するため、毛穴の引き締めにも適した治療です。
真皮上層を穏やかに加熱するトーニング系で、赤みやざらつきの軽減、キメ改善、皮脂バランスの整えなどに有効とされています。
痛みの感じ方は人それぞれですが、比較的痛みは少なく、ダウンタイムも少ないのがメリットです。
変化を実感するには複数回の施術が必要となり、施術間隔は肌状態や機器設定により医師が判断します。
イオン導入
イオン導入は、微弱な電流で帯電(イオン化)した成分を肌深部に浸透させやすくします。
いちご鼻の治療には、ビタミンC誘導体やトラネキサム酸などが用いることが多いですが、症状により適した薬剤は異なるため、医師とよく相談しましょう。
レーザー治療や光治療、ケミカルピーリングなど、他の治療と組み合わせることで、より効果が高まります。
ダウンタイムはほとんどないですが、肌質や電流設定によっては、刺激や乾燥感が出ることもあるため、治療後の様子に注意しましょう。
エレクトロポレーション
エレクトロポレーション(電気穿孔法)は、肌に電気パルスを当て細胞膜に一時的に穴を開け、美容成分を肌の奥深くまで浸透させる方法です。
ビタミンCやトラネキサム酸、ナイアシンアミドなど、それぞれの毛穴状態に適した有効成分を選ぶとよいでしょう。
針を使用しないため、痛みやダウンタイムがほとんどないのもポイントです。
また、他の治療と組み合わせることも可能なため、相乗効果も期待できます。
治療を受ける際の注意点

治療を受ける際は、施術名だけで選ぶのではなく、いちご鼻の主な原因を見極めることが重要です。
ここでは、どのような点を意識して治療を選択すればよいのかを解説します。
カウンセリングと肌診断が重要
いちご鼻にはさまざまな原因があり、どのような状態かも人それぞれ異なります。
| 毛穴の詰まりが目立つタイプ | 色素沈着タイプ | 産毛が目立つタイプ |
|---|---|---|
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比率には個人差があり、どの要素が強いのかを把握することが重要です。
クリニックのカウンセリングでは、肌診断や生活習慣などのヒアリングも行われます。
施術の希望とともに、どのような治療が適しているかを医師が丁寧に診断します。
施術の頻度
施術の頻度は、治療内容により異なるため、事前に医師と相談が必要です。
例えば、ダーマペンは複数回継続して治療を行うのが一般的ですが、症状の程度により頻度や回数が人それぞれ変わります。
どれくらいの症状改善を目指すのか、通院期間、費用、他の治療との併用など、条件により異なるため、医師とよく相談して納得のうえで治療を選択しましょう。
ダウンタイム
ダウンタイムの有無も、治療を選ぶ際に大切なポイントです。
ダウンタイムが短いとされるレーザージェネシスやエレクトロポレーション、数日~数週間の場合もあるフラクショナルレーザーなど、施術方法によりさまざまです。
また、クリニックで使用する機器や薬剤によっても、ダウンタイムは異なります。
赤みや腫れなどの可能性がある施術をするときは、リスクも含めダウンタイムの症状や期間も確認が必要です。
いちご鼻の予防とケア

いちご鼻は、医療機関での治療と同じくらいに、予防とケアが大切です。
ここでは、生活のなかでできる方法について解説します。
正しいスキンケア
正しいスキンケアを行うことで、いちご鼻予防につながります。
基本は、優しく汚れを落として、足りない分を補うことです。
洗顔は朝晩1回ずつ、ぬるま湯を使用して低刺激な洗顔料をしっかり泡立て、強くこすらないように行います。
また、長時間メイクをしたままにすると、化粧品に含まれる油分が酸化する恐れがあるため、帰宅後は早めにメイクを落とすように心がけましょう。
皮脂が気になる方は保湿の際油分を控えてしまいがちですが、肌の潤いが不足してしまうため、水分と油分のバランスを整えるのが大切です。
不安な場合は、医師にスキンケア用品についても相談してみましょう。
生活習慣の見直し
睡眠不足やストレスは、皮脂バランスや肌のターンオーバーを乱しやすく、いちご鼻が長引いてしまう可能性があります。
質の良い睡眠とストレスを溜めない生活を心がけるのは、予防とケアにも役立ちます。
また、食生活の見直しを行うことも重要です。
栄養が偏るのを避けて、バランスのとれた食事を意識しましょう。
紫外線対策の徹底
メラニン色素の沈着を防ぐためには、紫外線対策の徹底が不可欠です。
夏の日差しの強い時期だけでなく、通年で紫外線を避けることを心がけましょう。
帽子や日傘で対策をしながら、日焼け止めも併用するのが大切です。
特に鼻は汗をかきやすく皮脂の分泌も多い部位のため、日焼け止めをこまめに塗り直す習慣をつけるとよいでしょう。
医師の定期チェックを受ける
赤みや痛みを伴う、色素沈着が増えるといった、セルフケアで改善が難しい場合は、早めに美容皮膚科を受診しましょう。
いちご鼻だけと思っていても、ニキビや皮膚炎などの他の疾患が隠れているかもしれません。
専門の医師が診断し、適切な治療法を行うことで、改善につながります。
また、セルフケアの間違いややり過ぎを軌道修正するにも役立つため、医師の定期チェックを受けるのがおすすめです。
いちご鼻のNGセルフケア

いちご鼻を何とかしたいとの気持ちで、さまざまな方法を試す方も少なくありません。
しかし、強い方法は肌へ大きな負担がかかったり、炎症や色素沈着を招く恐れがあるため、注意が必要です。
毛穴パック・スクラブの危険性
市販の毛穴パックやスクラブの使用は、慎重に判断しなければなりません。
粘着力の強いパックで角栓を一気に剥がす、粒子の粗いスクラブでゴシゴシこするなどの行為は、一時的に改善したように見えても、角層バリアの損傷やかえって皮脂分泌を招いてしまう可能性があります。
毛穴の奥の汚れは十分に除去できない場合もあり、肌への負担だけが残ってしまうケースもあるため、注意が必要です。
何度も繰り返し行うと、肌ダメージが蓄積して、慢性的な赤みや黒ずみにつながることもあります。
過度な洗顔・クレンジング
油分が気になり、皮脂を落とさなければと過度な洗顔やクレンジングを行うのは、推奨されません。
皮膚を守る皮脂膜を必要以上に取り除いてしまったり、つっぱりから皮脂の過剰分泌を招いてしまったりする可能性があります。
何度も強い洗顔料で洗う、熱いお湯を使うなどは、肌の負担になります。
自分の肌に合った製品を使用し、やり過ぎないように注意が必要です。
自己処理による肌ダメージ
自己処理による肌ダメージも、避けなければなりません。
例えば、角栓を爪で押し出したり、ピンセットでつまんだりする行為は、目に見えない傷や炎症となり、色素沈着の原因になる可能性もあります。
傷から化膿する、細菌感染を起こす可能性もあるため、自己処理の方法としては推奨できません。
いちご鼻が目立って気になるときは、短期的にどうにかしたいと考えるよりも、長期的なリスクを回避するためにも、美容皮膚科へ相談しましょう。
まとめ
いちご鼻は、皮脂や角質、毛穴の開き、産毛など、さまざまな原因が複雑に絡み合って起こります。
毎日の洗顔・保湿・紫外線対策を徹底し、生活習慣の改善に取り組むことで、予防につながります。
気になる場合は美容皮膚科を受診し、ケミカルピーリングやダーマペン、レーザー治療など、症状に合わせた治療を受けるのがおすすめです。
肌への負担を軽減し、きれいな鼻を目指して、計画的に治療を選択しましょう。
ガーベラ美容クリニックでは、いちご鼻の治療に適したフラクショナルレーザーやダーマペン4、ベルベットスキンなどに対応しております。
メスを用いない美容医療を中心に、患者様のお悩みに寄り添い、人それぞれの美しさを引き出すお手伝いをいたします。
いちご鼻にお悩みの方、治療法に迷っている方は、ぜひガーベラ美容クリニックへご相談ください。















