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ピーリングの正しいやり方!自宅と美容皮膚科の違いも解説

ピーリングの正しいやり方!自宅と美容皮膚科の違いも解説'

ピーリングは近年では特別なものではなく、スキンケアのひとつとして行っている方も多いのではないでしょうか。

肌のターンオーバーを整えることで、くすみや毛穴の目立ち、色ムラなどさまざまなお悩み改善に役立つ施術として注目を集めています。

しかし、正しいやり方を理解していないと、逆効果になることもあるため注意が必要です。

この記事では、自宅で行うピーリングの方法から、美容皮膚科で受ける施術まで詳しく解説します。

ピーリングに興味がある方、正しいやり方を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

ピーリングとは

ピーリングとは

ピーリングとは、肌表面に溜まった古い角質を薬剤や物理的な手法で除去し、新しい細胞が生まれやすい環境を整える処置のことです。

乱れたターンオーバーを正常化するサポートをして、肌をなめらかに導く目的で行われます。

ピーリングの仕組み

ピーリングは薬剤や機器を用いて角質細胞間の結合を緩め、不要な角質を取り除く仕組みです。

肌のターンオーバーは、20代の健康な肌では約20~28日周期が目安ですが、加齢や紫外線、生活習慣の影響、個人差などでリズムが乱れることがあります。

すると、角質が厚くなり、くすみやざらつきなどが現れる場合があります。

古くなった角質が肌に残っていると、毛穴の詰まりや黒ずみなどのトラブルが起こる可能性もあるため、ピーリングが有効です。

ピーリングの分類

ピーリングはさまざまな種類があり、以下のように大きく3つに分類されます。

  • 【ケミカルピーリング】酸を用いて角質を柔らかくして取り除く
  • 【浸透型ピーリング】薬剤を肌の奥(真皮近く)まで届けてコラーゲン生成を促す
  • 【マシンピーリング】レーザーや専用機器を用いて角質や毛穴の汚れを除去する

それぞれ特徴や適応が異なり、目的に合わせて選択されます。

美容皮膚科でしか扱えない薬剤や機器もあるため、肌状態の診断も含めて医師へ相談しましょう。

肌のお悩みに応じてピーリング剤を選ぶ

ピーリングは薬剤により期待できる効果が変わるため、肌のお悩みに応じてピーリング剤を選ぶことが重要です。

例えば、乾燥やくすみが気になる方は乳酸系、毛穴の黒ずみやニキビが気になる方はサリチル酸系などが選ばれる傾向があります。

ただし、肌質や体調などにより、一般的な傾向が当てはまらず適さない場合もあるため、自己判断で強い薬剤を使うのは避けましょう。

迷ったときは、必要に応じて美容皮膚科を受診し、医師に相談してください。

自宅ピーリングのやり方・注意点

自宅ピーリングのやり方・注意点

自宅ピーリングは、市販の製品や家庭用のデバイスを使用し、角質をケアします。

比較的取り入れやすい一方で、やり方を間違うと肌荒れや色素沈着の原因となることもあるため、慎重に行う必要があります。

自宅ピーリングの種類

自宅ピーリングの種類は、大きく分けると3タイプです。

タイプ 主な形状 特徴 注意点
洗顔料・スクラブ 洗顔フォーム・石鹸
スクラブ入りジェル
パウダータイプなど
泡立てや粒子で角質を物理的に落とす。
洗顔と同時にケアできる。
力の入れすぎによる摩擦刺激に注意。
化粧水・美容液 拭き取り化粧水
美容液など
角質を柔らかくして肌表面をなめらかに整える。
普段のスキンケアに取り入れやすい。
敏感肌の方は刺激が強い可能性もある。
シート・ジェル シートパック
塗布ジェルなど
角質をふやかして汚れを絡めとる。
摩擦が少なくマイルドな傾向。
使用後は乾燥を防ぐため保湿が必須。

このように、それぞれの形状や特徴、注意点が異なります。

例えば洗顔と同時に行いたいなら洗顔料タイプ、週末の集中ケアならシートマスクタイプがおすすめです。

敏感肌や乾燥肌など、刺激に弱い肌質の方は、低頻度・低刺激のものから始め、肌に異常が現れた場合はすぐに医療機関を受診してください。

ただし、肌トラブルのリスクを軽減するためにも、自宅ピーリングを行う場合は必ず説明書に従い、やり方や頻度を守ることが重要です。

正しい手順とポイント

自宅ピーリングをするときは、正しい手順で行いましょう。

洗顔タイプの手順
  1. クレンジングでメイクや皮脂を落とし肌を清潔な状態に整える
  2. しっかり泡立てて濡れた肌に泡を乗せる
  3. 目元・口元以外に、こすらず優しく広げる
  4. 泡パック推奨の製品は説明書に記載の時間を守る
  5. ぬるま湯で洗い流す
化粧水・美容液タイプの手順
  1. クレンジングと洗顔を行い、肌を清潔に整える
  2. 乾いた肌に使用するものもあるため、説明書に従って水分を優しく拭う
  3. 【拭き取りタイプ】コットンにピーリング剤を含ませ、強くこすらないように注意しながら拭き取る
  4. 【なじませるタイプ】ピーリング剤を手に取り、目と口の周りを避け優しくなじませてこすり落とす
  5. 洗い流す指定があるものは、ぬるま湯で洗い流す
シート・ジェルタイプの手順
  1. クレンジングと洗顔を行い、肌を清潔に整える
  2. 肌を濡らすか乾いた状態がよいかを説明書で確認しておく
  3. 【シートタイプ】1枚ずつ取り出し摩擦を避けてシートで肌を優しくこすり取る
  4. 【ジェルタイプ】適量手に取り、力を入れすぎないようにくるくると円を描くように肌になじませる
  5. 時間指定がある製品は長くならないように注意
  6. ぬるま湯で丁寧に洗い流す

自宅ピーリングを行う際は、説明書に従って使用し、時間を守って洗い流すのが大切なポイントです。

ピーリング剤を使用するタイミングは製品により異なるため、説明書をよく読んでおきましょう。

また、洗い流すときはシャワーを直接肌に当てるのは刺激になるため避けて、ぬるま湯をすくって少しずつ丁寧に流しましょう。

そして、仕上げに低刺激のスキンケア用品でしっかり保湿するのが重要です。

自宅ピーリングのメリット

自宅ピーリングを行うメリットは、取り入れやすさと比較的安価であることです。

ドラッグストアやオンラインで入手が可能で、日常的なケアがしやすい点が魅力です。

日々のスキンケアで改善を目指す場合には、有効な選択肢となります。

自分のペースで継続しやすく、ライフスタイルに合わせやすいのも特徴です。

自宅ピーリングのデメリット

市販品は濃度が低く設定されているため、効果は比較的緩やかで、人によっては実感しにくいこともあります。

例えば、深いシワやニキビ跡の改善は、自宅ピーリングだけでは改善が難しいかもしれません。

また、使い方を誤ると赤みや乾燥などの肌トラブルを引き起こす恐れもあるため、注意が必要です。

敏感肌の方や季節の変わり目など、肌状態を見極めて慎重に使用しましょう。

間違ったやり方のリスクに注意

ピーリングは適切な頻度と使用方法を守り、正しいやり方で自宅ピーリングを行いましょう。

過剰に行うと、角質が薄くなり皮膚のバリア機能が低下します。

その結果、紫外線の影響を受けやすくなり、色素沈着や炎症を引き起こす可能性が高まるため、注意が必要です。

また、効果を高めようと指定時間より長く時間を置きすぎるのも、肌トラブルの原因になりかねません。

強い腫れや水ぶくれなどの症状が現れた場合は、すぐに医療機関を受診してください。

自宅と美容皮膚科でのピーリングの違い

自宅と美容皮膚科でのピーリングの違い

自宅ピーリングは取り入れやすさと継続のしやすさが特徴ですが、美容皮膚科では濃度の濃い薬剤や専用機器を用いて、より深い層まで働きかけることが可能です。

それぞれの特徴を理解して、目的や肌状態に応じて選択しましょう。

効果の深さと時間

自宅ピーリングは肌表面の角質に働きかけ、効果は穏やかで継続的なケアが必要です。

一方、美容皮膚科の施術は肌のターンオーバーを整えるだけでなく、真皮まで浸透させコラーゲン生成を促す作用がある方法もあります。

効果を実感するまでの期間には個人差がありますが、美容皮膚科で行うピーリングは肌の質感やハリに変化を感じやすいケースもあります。

安全性

市販のピーリング剤は、刺激を抑えるために濃度が低く設定されていて、一般的にリスクも少ないとされています。

ただし、間違った使い方をすると肌トラブルを招く可能性があるため、注意が必要です。

美容皮膚科でのピーリングは、濃度の設定や薬剤の選択も医師が行います。

万が一副反応が出ても、すぐに適切な対応ができ、必要に応じて相談ができるのがメリットです。

薬剤や機器

市販されているピーリング剤に含まれる成分は、一般的にAHA(グリコール酸)やBHA(サリチル酸)などが多いですが、美容皮膚科ではさまざまな薬剤が選択できます。

美容皮膚科では、TCA(トリクロロ酢酸)やレチノールなど、目的に合わせ強めの薬剤を用いることも可能です。

また、マッサージピールやミラノリピールなどの浸透型、レーザーやハイドラフェイシャルといったマシンピールを導入しているクリニックもあります。

多くの薬剤や機器の選択肢があることで、人それぞれの肌のお悩みに合わせて対応することができます。

ただし、強い薬剤には瘢痕や色素沈着などのリスクを伴うため、事前に医師とよく話し合いましょう。

肌質診断が受けられる

美容皮膚科では施術前に肌診断が行われ、適切な薬剤や機器が選ばれます。

肌質や生活習慣の聞き取りもあり、個人差を考慮したアドバイスも受けることができます。

セルフケアでは効果が実感しにくかった方は、医師に相談してみましょう。

こうした診断やカウンセリングをもとに施術計画が立てられ、肌質や目的、ライフスタイルに合ったピーリング効果が期待できます。

美容皮膚科で受けられるピーリング治療について

美容皮膚科で受けられるピーリング治療について

美容皮膚科では、自宅で行う市販品でのケアよりも、専門的で多様なピーリングが行えます。

目的や肌状態に応じて、自分に合った種類を選ぶことができるのが特徴です。

美容皮膚科のピーリングの効果

ピーリングにより古い角質が除去されることで、ターンオーバーが正常に近づき、ニキビ予防や毛穴トラブルの改善、くすみや小ジワのケアにつながります。

美容皮膚科で行えるTCAやマッサージピールなどは、肌の真皮層を刺激してコラーゲン産生を促す作用があり、肌にハリを与える効果も期待されます。

医師が濃度の調節も行い、薬剤の種類や方法の選択肢も多いため、肌状態やお悩みに合わせて対応が可能です。

美容皮膚科のピーリングの種類

美容皮膚科のピーリングは、大きく分けて3つで、そのなかにもさまざまな種類があります。

ケミカルピーリング 浸透型ピーリング マシンピーリング
AHA(グリコール酸)
サリチル酸マクロゴール
TCA(トリクロロ酢酸)
ラクトピール(乳酸)
レチノールピール
ミックスピールなど
マッサージピール(PRX-T33)
ミラノリピール
リバースピールなど
レーザー(QスイッチYAGレーザー・エルビウムYAGレーザー・フラクショナルレーザーなど)
ハイドラフェイシャル

それぞれ適応している症状が異なり、カウンセリングのもと適した治療が選択されます。

また、クリニックにより上記以外のピーリング剤を用いる場合もあるため、事前に確認しておきましょう。

施術頻度の目安

施術頻度の目安は、薬剤や施術方法により異なるため、医師の指示に従いましょう。

肌状態や体質、反応を見ながら行うため、頻度は個人差が大きいです。

一般的には、浅いピーリングは約2~4週間に1回のペースで継続することが多いとされています。

深めの施術やレーザーを用いる場合は回数を減らし、必要に応じて数か月間隔を空けるケースもあります。

ダウンタイム

ピーリングは薬剤の種類や濃度、レーザー使用の有無などにより、肌の回復までのダウンタイム期間があります。

浅めの施術では赤みや軽い皮むけが起こっても、数日~約1週間で落ち着くことが多いです。

ただし、中等度以上のピーリングやレーザーでは、約1~2週間のダウンタイムがある場合もあります。

ダウンタイムには個人差があり、同じ施術を受けても症状や期間は異なります。

目安期間を考慮し医師とよく相談して、日常生活に支障が出ないようにスケジュールを組むことが重要です。

ピーリングの注意点

ピーリングの注意点

ピーリングはさまざまな肌のお悩みに対応するケアですが、注意点を理解しておくことが大切です。

ここでは、ピーリングを行う際の注意点について解説します。

紫外線対策をする

ピーリング後は角質層が薄くなり、紫外線の影響を受けやすくなります。

対策をせず紫外線を浴び続けると、色素沈着のリスクが高まるため注意が必要です。

日焼け止めのこまめな塗り直しや帽子・日傘などのUVケアグッズを活用して、真夏や日中だけでなく、通年の紫外線対策をしてください。

なお、深い施術後は数週間にわたり遮光が必要な場合もあるため、事前に確認しておきましょう。

スキンケア

ピーリング施術後は肌が乾燥しやすいため、保湿を徹底してください。

肌のバリア機能の回復を助けることで、炎症や色素沈着を防ぐことにつながります。

セラミドやヒアルロン酸など、保湿成分を含む低刺激のスキンケア用品がおすすめです。

また、ピーリング直後は高濃度のビタミンCやアルコール入りなどの刺激の強い成分が入っている化粧品は、一時的に避けた方がよいでしょう。

ピーリングができないタイミング

ピーリングができないタイミングがあることも、覚えておきましょう。

炎症性の皮膚疾患がある場合やバリア機能が乱れているとき、強い日焼けをした直後、妊娠・授乳中などは、ピーリングを控える必要があります。

レーザーを使用するマシンピーリングは、ケロイド体質の方は医師とよく相談のうえ慎重に判断してください。

また、イソトレチノインを内服している方は、使用する薬剤や肌状態によりピーリング施術ができないこともあるため、確認が必要です。

トラブルがあったときの対処法

ピーリング後にトラブルがあったときの対処法は、事前に確認しておきましょう。

特に自宅ピーリングを行った後に強い赤みや腫れ、水ぶくれなどが出た場合は、速やかに使用を中止して、医師の診察を受けてください。

軽度の症状ならば冷却や保湿で回復のサポートになることもありますが、自己判断で行うのはリスクを伴います。

肌状態の悪化や症状の長期化を防ぐためにも、医師の診断による治療を受けることが推奨されます。

まとめ

ピーリングは古い角質を除去し、ターンオーバーを整えることで肌の質感を改善する方法です。

自宅ピーリングは取り入れやすさが利点ですが、効果は穏やかで、使用方法を間違うと肌荒れの原因になることがあるため注意が必要です。

美容皮膚科での施術は、薬剤や機器の選択肢が豊富で、肌状態を見ながら施術計画を立てられます。

万が一赤みや腫れが出た場合も、医師によるアフターケアも受けられます。

違いをよく理解したうえで、肌のお悩みやライフスタイルに合わせ、適切な方法を選択しましょう。

ガーベラ美容クリニックでは、患者様のご希望に沿ってさまざまなピーリング剤をご用意し、丁寧なカウンセリングのうえで適切な薬剤をご提案いたします。

ケミカルピーリングやミラノリピール、マッサージピールにも対応しており、ペパーミントピールやトラネックスレチピールもお選びいただけます。

ピーリングのやり方に迷っている方、肌状態が知りたい方は、ぜひガーベラ美容クリニックへご相談ください。

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