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院長ブログ

モノローグ

私が憧れていた美容医療の世界は、変わってしまいました。

今日、SNSの普及に伴い、美容医療に関するありとあらゆる情報に手軽に触れられるようになりました。サービスを提供する私たちの側からすれば、美容医療が普及し一般的なものになったことは、業界の活性化として歓迎すべきことなのかもしれません。ただ、あまりにも有象無象の情報が氾濫していて、些か品がないようにも感じてしまうのです。

20年前は、美容医療というとピーリングや埋没法二重術であっても、治療を受けている事実を積極的に口外するものではなかったように思います。クリニックの数も今のように多くはなく、インターネットを駆使して情報を取捨選択し、知人の口コミなども参考にしつつ、良いクリニックを探し当てていました。美容医療とは密やかな世界で、そこにある種の耽美を感じていたような気すらします…これはただの懐古主義かもしれませんが。

しかし私はどうしてもSNSが苦手です。SNSの中には、美容医療の自称名医がごまんといて、果ては歌ったり踊ったりまでして支持を集めているケースも少なくありません。解剖実習中にご遺体の写真とともに笑顔で写真に納まる自身の姿を投稿した医師が取り沙汰されたことは記憶にも新しいことでしょう。医師の仕事とは?倫理観とは?対外的なアピールをせず、黙って勉学に励み職務に当たるというのではダメなのか?

初めてお会いする方に自分の専門科を尋ねられて、それが美容であると答えるときに、少しの抵抗を覚えるのにはこのような背景があります。SNSで有象無象が跋扈するこの業界に身を置いているということを他人がどう捉えるのか、気になってしまうことがあるのです。

もちろん、自分の仕事に誇りがないわけではありません。ただ私個人としては、自分の軸がぶれないよう、インスタグラムをはじめとするSNSとは一定の距離を保ちつつ、自分なりに美容医療と向き合い続けていきたいと思っています。

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